ウンカ類飛来動向

http://www.jppn.ne.jp/kagoshima/trap/trapdata.htm

リンク:鹿児島病害虫防除所 飛来性害虫調査


昨年西日本の稲作に大きな被害を与えたトビイロウンカは、今年5月に一度飛来の機会があり、その時点で既に田植えが終わっていた地域では注意報が出ています。


その後6月は太平洋高気圧の張り出しが遅く梅雨前線が日本の南に位置していたため、ウンカ類を中国大陸から運んで来る下層ジェット気流が日本列島にかからず、飛来機会は少なくなりました。


6月30日から7月13日頃まで下層ジェット気流が日本列島にかかり続けていましたが、鹿児島病害虫防除所の調査データでは、田んぼの中でトビイロウンカと競合するセジロウンカの飛来が多かったようです。


飛来するウンカ類については8月下旬頃まで注意が必要ですが、現在の太平洋高気圧が日本海方面・北西に張り出している気圧配置では飛来の可能性はほぼ無く、今年の飛来は平年並みとなりそうです。