最近の気象による農作物被害・作柄

カメムシ被害2024

凍霜害2024

ウンカ飛来好適気流

6月26日頃から断続的に大陸からウンカなどの飛来をもたらす気流が発生しています。

作 物 統 計 調 査 

令 和 4 年 産 水 陸 稲 の 収 穫 量 

水稲の収穫量(主食用)は 670 万 1,000t

【調査結果の概要】

1 令和4年産水稲の作付面積(子実用)は135万5,000haで、前年産に比べ4万8,000 

ha減少した。うち主食用作付面積は125万1,000haで、前年産に比べ5万2,000ha減少し

た。 

2 全国の10a当たり収量は536kgが見込まれる。 

3 以上の結果、収穫量(子実用)は726万9,000tで、前年産に比べ29万4,000tの減少が

見込まれる。このうち、主食用の収穫量は670万1,000tで、前年産に比べ30万6,000t

の減少が見込まれる。 

4 なお、農家等が使用しているふるい目幅ベースの全国の作況指数は100となる見込み。 

5 令和4年産陸稲の作付面積(子実用)は468haで、10a当たり収量は216kgと

なり、収穫量(子実用)は1,010tとなった。 

本資料は、農林水産省ホームページ「統計情報」の次のURLから御覧いただけます。

https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kome/index.html#y5 】 

台風15号(2022年)

台風14号(2022年9月)

令和4年産水稲の8月15日現在における作柄概況

― 「やや良」が11都府県、「平年並み」が24道府県、「やや不良」が11県の見込み ―

作柄予測結果の概要

気象データ(降水量、気温、日照時間、風速等)及び人工衛星データ(降水量、地表面温度、日射量、植生指数等)から作成される予測式(重回帰式)に基づき予測した令和4年産水稲の作柄は、「やや良」が11都府県、「平年並み」が24道府県、「やや不良」が11県と見込まれる。
これは、田植期以降、おおむね高温・多照で推移し、出穂期までの天候に恵まれた地域がある一方で、6月上旬の低温、日照不足や7月中旬及び8月上旬の大雨、日照不足等の影響が見込まれる地域もあるためである。

図 作柄の良否

 農水省ホームページより

気象被害発生日の天気図(2022年)

ウンカ類飛来予測情報

7月20日から21日にかけて中国大陸からウンカ類を運ぶ気流が発生していたとみられます。6月22日から25日にかけての飛来以降7月に入り数度飛来しやすい状況が続いていますので、今後の増殖や防除について各県の病害虫防除所が発表する情報に注意してください。

果樹カメムシ類多発懸念

ウンカ類北日本に飛来した可能性

天気図:気象庁ホームページより

6月28日から29日にかけて中国大陸から北日本にかかる梅雨前線や低気圧にむかって強い気流が発生し、ウンカ類やコブノメイガなどが飛来した可能性があります。

北日本の水稲では飛来性害虫の観測が行われていないところがほとんどで対策が遅れる可能性があり、また箱処理剤にウンカ類に効果のある成分が入っていないところが多いため、増殖によっては大きな被害につながる恐れがあります。

圃場でウンカ類を発見した場合には各県の病害虫防除所などに連絡してください。

ウンカ類飛来予測情報

6月24日から25日にかけては日本海を低気圧が進み、この低気圧に向かって中国大陸から西日本方面に一直線の強い気流が発生していました。

この気流により、ウンカ類、コブノメイガなどの飛来性害虫が列島に運ばれた可能性が高くなっています。

今後各県が発表するトラップなどの情報に注意してください。

ウンカ類飛来情報(佐賀県)

佐賀県から6月22日以降トビイロウンカの飛来と防除対策情報が発表されました。

飛来は佐賀県だけでなく、西日本全域に達した可能性があり、今後の観測情報に注意が必要です。

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さくらんぼテレビ|さくらんぼテレビ プライムニュース (sakuranbo.co.jp)

山形県最上町...季節外れの雪で特産アスパラガスほぼ全滅 4/30

2022(令和4)年産水稲 全国平年収量10a536kg 前年産1kg増2022年3月17日

 

農林水産省は3月16日、2022(令和4)年産水稲の10a当たり平年収量を発表した。

 

「水稲の作柄に関する委員会」の意見を踏まえて決定した。

平年収量は、その年に予想される10a当たり収量。気象の推移や、低温、日照不足など気象被害の発生を平年並みとみなし、実際の収量の趨勢をもとに作成される。作柄の良否を表す作況指数の基準となる。

2022(令和4)年産米の「1.7ミリのふるい目幅」での全国10a当たり平年収量は、前年産より1kg増加し536kgとなった。

北海道は+4kgで556kg、青森県は+1kgで603kg、埼玉県は+2kgで494kg、長崎県は+3kgで485kgとなった。前年産にくらべて引き下げとなった県はない。

「1.7ミリのふるい目幅」は全国の統一基準。農水省は平成27年産から生産現場の米の生産・流通実態をふまえて1.8ミリや1.85ミリなど「多くの農家が使用しているふるい目幅」での平年収量を公表している。

それによると10a当たり平年収量は全国で512kgとなる。多くの農家が使用しているふるい目幅は1.8ミリ、1.85ミリ、1.9ミリの3つで県ごとに異なる。

作柄表示地帯別10a当たり平年収量は6月末をめどに決定する。

 

 積雪深2倍でもハウス倒壊大幅減 LINE注意喚起奏功、131件→2件 秋田市

2/15(火) 10:30配信

 

日本農業新聞

 

積雪深が平年の2倍以上を記録した秋田市では今冬、雪によるハウスの倒壊が、昨冬の131件から2件(14日現在)まで減少した。昨冬の被害を教訓に農家が事前準備をしたことや、JA秋田なまはげによるLINEでの注意喚起などが奏功した。連日、降雪しなかったことも被害軽減につながった。農家は「誰もがハウス倒壊という経験を繰り返さないように気を付けたからだ」とみる。

 

 

令和3年産水稲の作付面積及び10月25日現在の予想収穫量

 ― 予想収穫量(主食用)は700万7,000t の見込み ―

調査結果の概要

令和3年産水稲の作付面積(子実用)は140万3,000haで、前年産に比べ5万9,000ha減少した。うち主食用作付面積は130万3,000haで、前年産に比べ6万3,000ha減少した。

全国の10a当たり予想収量は539kgが見込まれる。

以上の結果、予想収穫量(子実用)は756万3,000tで、前年産に比べ20万tの減少が見込まれる。このうち、主食用の予想収穫量は700万7,000tで、前年産に比べ21万9,000tの減少が見込まれる。

なお、農家等が使用しているふるい目幅ベースの全国の作況指数は101となる見込み

令和3年産水稲の作付面積及び予想収穫量(9月25日現在)

9月25日現在における水稲の作柄は、6月下旬から7月上旬の日照不足、8月中旬 からの低温、日照不足等の影響がみられる地域がある一方で、北海道及び東北におい ては、全もみ数が平年以上に確保され、登熟も順調に推移していると見込まれること から、全国の10a当たり予想収量は539kgとなった。また、農家等が使用しているふる い目幅ベースの全国の作況指数は100が見込まれる。

https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/sakkyou_kome/suiriku/r3/yosou/index.html

 

 

 高値続く野菜 長雨、ひょうに…台風が追い打ちか

2021年9月6日の降ひょうでレタス産地長野県川上村が大きな被害に遭いました。

 

大雨被害で産地に徒労感 「大豆」収入なし、「麦」の追加経費重く 九州北部

https://www.agrinews.co.jp/society/index/25222

  

長雨で農業被害2.3億円(高知県):日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75083540U1A820C2LA0000/

 

西日本新聞: 長雨で日照時間8~9割減…生育遅れる農作物 出荷減り価格高騰.

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/787771/

2021年8月11日から1週間続いた豪雨、大雨、長雨は西日本の農作物に大きな被害を出しました。

 

記録的な高温・少雨 豆やジャガイモなど北海道の農作物に被害

2021年7月から8月にかけ北海道では記録的高温少雨に見舞われ、深刻な旱魃被害が発生しました。

 

47NEWS: 農業被害2億600万円 降ひょうなどで6市町 栃木県発表.

https://www.47news.jp/localnews/6524519.html

 

秋田魁新報: 降ひょうや突風などで農作物に被害、横手.

https://www.sakigake.jp/news/article/20210617AK0001/

Yahoo!ニュース: 福島県内天気が急変 ひょうの被害も(福島中央テレビ).

https://news.yahoo.co.jp/articles/fb5f22a191f5823436232cdbf573be0d3ce23fe8

6月14日〜15日東北地方で降雹による被害が発生しました。

 

産経ニュース: 降霜害で見舞金、群馬・高崎市.

https://www.sankei.com/life/news/210521/lif2105210053-n1.html

今年2021年4月中旬から下旬は東北や関東甲信の山間部で果樹や葉菜などの凍霜害が相次ぎました。

 

秋田魁新報: 葉梨農水副大臣、横手市視察 大雪による農業被害を確認.

https://www.sakigake.jp/news/article/20210124AK0024/

今年2021年は1月中旬ごろまではラニーニャ現象の影響と見られる大雪で秋田や新潟のような元々雪の多い地域でも被害が出ました。

 

毎日新聞: 水稲にウンカ被害 高温少雨で増殖 大分県・指導センター「防除の徹底を」 - 毎日新聞.

https://mainichi.jp/articles/20200912/k00/00m/040/055000c

昨年2020年8月〜9月にかけては、長引いた梅雨の影響で中国大陸からウンカ類の多飛来となり、増殖したトビイロウンカが西日本の水稲に大きな被害をもたらしました。