3か月予報(3月〜5月)・暖候期予報(6月〜8月)

天気図・予想天気図・3か月予報分布図・暖候期予報分布図出典:気象庁ホームページ


今日も列島は西日本中心に高気圧に覆われ、穏やかな天気となっています。各地とも日中気温が上がる予想ですので、今週前半まで大雪となった地域中心に融雪による浸水や洪水、落雪などによる人身や施設、設備の被害に充分注意してください。


昨日気象庁より3月から5月の3か月予報、6月から8月の暖候期予報が発表されました。


 全般的には春まで続くとみられているラニーニャ現象の影響を受けて季節が早めに変わってゆく傾向です。

3月から4月は現在の南高北低となりやすい気圧配置の影響で北日本には暖かい空気が入りやすく北日本から東日本で気温が高めとなる予想です。


5月以降、特に6月から8月は全国的に気温が高くなる予想です。

ラニーニャ現象発生時の特徴である太平洋高気圧、チベット高気圧とも北への張り出しが強くなり暑い夏となる予想です。


降水量は3月は冬型になりにくい状況から全国的に少なめ、4月は西日本で少なめ、5月以降は梅雨時期、夏場含め平年並みと予想されています。


昨年はラニーニャ現象が完全に収束した状態で夏場を迎え、太平洋高気圧の発達は遅く、7月上旬に大雨の時期がありましたが、7月後半は太平洋高気圧の北への張り出し、チベット高気圧の東への張り出しで北日本での高温・乾燥となりました。

8月の中旬からは熱帯収束帯の北上とともに梅雨末期のような状態になり、西日本の豪雨や東日本から西日本の広い範囲で長雨・低温となりました。


今年は少なくとも高温傾向を勘案した作付を考えてゆく年となりそうです。