西日本東日本11日頃から大雨、13日頃から気温の低下に注意

天気図・天気分布予想図・予想天気図:気象庁ホームページより


今日は気圧の谷が東に抜けて東北以南の北日本、東日本、西日本各地とも晴れているところが多くなっています。

北海道では一時的に冬型の気圧配置となり、日本海側中心に雨のところが多くなっています。

気圧の谷の後面の寒気の影響で、今日は全国的に大気の状態が不安定で天気の急変に注意が必要です。


明日は全国的に高気圧の圏内ですが、高気圧の中心から外れる東日本から西日本の太平洋側ではすっきりしない天気となり雨の降るところがある見込みです。

週間予報参考資料・気象衛星水蒸気画像・2週間気温予報/分布図:気象庁ホームページより


気象庁の週間予報では11日頃から梅雨前線が北上し、前線上を低気圧が発達しながら列島を東に進むとの見込みが発表されています。

インド洋では熱帯低気圧が2つ発生し対流活動が活発になっており、このインド洋から日本の南海上にある梅雨前線に向かって水蒸気が流れ込む気流が確認されています。

前線の北上と、西からは寒気の南下も予想されており、12日から14日にかけては西日本から東日本で大雨となる可能性があり、注意が必要です。


寒気は13日頃から西日本中心に気温が低下してゆく見込みで、15日頃からは特に低くなる予報が発表されています。


雨や低温で、既に田植えや苗の定食を終えたところでは活着、育苗中の作物では苗床の水分管理や根腐れ、開花期を迎えている果樹と併せ、全作物ともに病害の発生に注意が必要です。

予防的に防除を行う場合は10日までに済ませることをおすすめします。


今年はラニーニャ現象の影響で季節が早めに進む傾向が出ており、走り梅雨のような状況が続く可能性が高くなっています。

早めの対策を行ってください。