梅雨入りの行方④ 1か月予報(5/21〜6/20)

天気図・天気分布予想図・予想天気図:気象庁ホームページより


今日は西から梅雨前線がやや北上し、九州で雨が降り出しており、上空に寒気を伴った低気圧が通過する北海道でも不安定な天気となっています。


明日は列島の南海上の梅雨前線上を低気圧が通過し、この低気圧に近い西日本から東日本の太平洋側では雨の降るところがところが多くなりそうです。

また湿った空気の影響を受ける北海道でも不安定な天気が続きそうです。

850hpa/地上予想天気図(加工):気象庁ホームページより


梅雨入りの行方ですが、26日頃に高気圧が日本の東海上に移動し、西から梅雨前線が北上、低気圧が進んでくる見込みですが、29日から30日の予想天気図では列島全般が気圧の谷の中で、オホーツク海高気圧が出現しています。


昨日気象庁より5/21〜6/20の1か月予報が発表されました。

この中で、2週目の5/28〜6/3には梅雨前線の位置は九州の南にあると予想され、西日本では順次梅雨入りすると見込まれます。


また3週目の6/4以降は梅雨前線は西日本から東日本の日本海側にあると予想されており、この頃には東日本も梅雨入りするとみられます。

1か月予報分布図:気象庁ホームページより


1か月予報の降水量と日照時間の分布では全国的に、特に西日本から東日本では降水量が平年より多く、日照時間は少ないと予想されています。


ラニーニャ現象の影響で東南アジア方面の対流活動が活発で、梅雨前線に向かって大量の水蒸気が供給されて梅雨入り早々大雨が降る可能性もありますので注意が必要です。