6/3以降早くもヤマセの兆候③

天気図・天気分布予想図・予想天気図:気象庁ホームページより


今日は西から梅雨前線が北上し、西日本では雨となっています。

東日本は高気圧圏内で晴れているところが多く、日本海側ではフェーン現象気味で気温が上がり、30℃以上の真夏日となるところもありそうです。

北海道ではオホーツク海高気圧の影響を受け、道東地方では雲が多くなっています。

明日は梅雨前線上の低気圧や日本海の低気圧を含む気圧の谷の通過で東日本から北日本で天気が崩れる見込みです。

2週間気温予報分布図・850hpa/地上予想図(加工):気象庁ホームページより


今年はラニーニャ現象の影響で梅雨入りは早いとみられていましたが、ここに来て太平洋高気圧の張り出しが弱まり、逆に冷たい空気を伴ったオホーツク海高気圧が発達し、6/3以降北日本から東日本に冷たい北東の気流、ヤマセをもたらす可能性が高くなっています。

このオホーツク海高気圧の張り出しで特に東日本では梅雨前線が北上せず、当初6/3前後とみられていた梅雨入りは遅れる可能性が高くなっています。


雨が降り続く可能性は低くなっていますが、冷たい湿った空気の影響で作物の生育悪化や病害の発生に注意が必要となりそうです。