ヤマセの兆候・梅雨入りの行方

天気図・天気分布予想図・予想天気図:気象庁ホームページより


今日も上空に冷たい空気を伴った低気圧の影響を受ける北海道では雨や曇りのところが多くなっています。

また梅雨前線に近い西日本でも雲が多くなっていますが、東日本は天気が回復しています。


明日はまた次の上空に寒気を伴った低気圧が近づき、北日本では雨の降るところが多くなり、東日本でも午後を中心に不安定な天気となるところが多くなりそうです。

2週間気温予報分布図・850hpa/地上予想天気図(加工):気象庁ホームページより


6月3日頃より北日本から東日本の太平洋側中心に気温がかなり低くなる予想となっていますが、2週間気温予報では6月8日から12日もかなり低くなる予想です。


オホーツク海高気圧の発達で北東から冷たく湿った空気が流れ込むヤマセの発生のためで、しばらく各地で低温に対する注意が必要です。

しかし、このオホーツク海高気圧がかなり発達し、梅雨前線が北上しないため、雨が続く可能性は低いため、今のところ冷害とまでなるようなリスクは低そうです。

ただ生育悪化や病害の発生には注意が必要です。


また梅雨入りについては、このオホーツク海高気圧の発達で遅れる可能性が高くなっていますが、11日の予想天気図では西日本に低気圧が進む予想で、これが梅雨入りとなるかもしれません。