梅雨の動向⑤・3か月予報(7月〜9月)

天気図・天気分布予想図・予想天気図:気象庁ホームページより


今日は梅雨前線がやや南下していますが、前線に近い関東や東日本、西日本の太平洋側ではすっきりしない天気となっています。


明日は南海上の前線は弱まりますが、西から低気圧が発達しながら日本海に進んでくる見込みです。

低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、西日本で不安定な天気となり、低気圧の進路にあたる北日本でも天気が崩れてくる見込みです。


24日は北日本の日本海側中心に大雨となる可能性があり、また全国的に南寄りの強風で荒れた天気となる見込みで注意が必要です。

3か月予報分布図・早期天候情報分布図・850hpa/地上予想天気図・気象衛星画像:気象庁ホームページより


昨日気象庁より7月から9月の3か月予報が発表されました。

まず気温ですが、3か月を通じて全国的に高めと予想されています。

降水量については7月は東日本かれ西日本の太平洋側でやや少なく、8月、9月は逆に東日本から西日本の太平洋側で多いと予想されています。


これは、今後太平洋高気圧が強まって梅雨前線や低気圧が列島のかなり北を通るようになって雨の少ないまま梅雨が明けてしまう可能性が示唆されているとみられます。


また8月は先月の3か月予報でも湿った空気の影響を受ける時期があるとの部分がありましたが、このために東日本から西日本の太平洋側で雨が多くなるとみられます。


9月も同じ状況が予想されているとみられますがこれが昨年のように戻り梅雨のような状況になるのか、熱帯低気圧の影響を受けるのかわかりませんが、注意すべき内容です。


26日頃から全国的に高温となる早期天候情報が引き続き発表されています。

また7月1日の予想天気図をみると太平洋高気圧の中心が列島のすぐ南にあり、梅雨明けしたかのような気圧配置となっています。


しばらく少雨と高温に注意が必要です。