東日本北日本大雨に注意・今後も梅雨末期のような大雨に注意

天気図・気象情報・天気分布予想図・予想天気図・週間予報解説資料:気象庁ホームページより

 

今日も日本海には上空に強い寒気を伴った低気圧、寒冷渦があって、その南側から東側にあたる東海、北陸、北日本では局地的に激しい雨となっているところがあり、東日本から北日本には引き続き注意情報が発表されています。雷や突風、ひようなどにも注意してください。

昨日激しい雨の降ったところでは土砂災害などにも注意が必要です。

 

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第9号
2022年07月17日05時08分 気象庁発表

東日本と北日本では、17日は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、東北地方では土砂災害と河川の増水や氾濫に、東海地方では土砂災害に厳重に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意してください。

[気圧配置など]
 前線が西日本から北日本の太平洋側にのびており、前線上の低気圧が紀伊半島付近にあって東北東へ進んでいます。また、能登半島の西に別の低気圧が発生して、東北東へ進んでいます。低気圧や前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気や本州付近の上空約6000メートルに流れ込んでいる氷点下6度以下の寒気の影響で、東日本と北日本では17日は大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

[防災事項]
<大雨・雷・突風>
 東日本と北日本では雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨の降っている所があります。また、これまでの大雨により、土砂災害や洪水害の危険度が非常に高まっている所があります。
 引き続き17日は、雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
 18日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  北海道地方      120ミリ
  関東甲信地方     100ミリ
  北陸地方、東北地方   80ミリ
  東海地方        60ミリ 
 の見込みです。
 東日本と北日本では17日は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、東北地方では土砂災害と河川の増水や氾濫に、東海地方では土砂災害に厳重に警戒してください。
 落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理に注意してください。

[補足事項]
 これで「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は終了しますが、地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。

明日は西から次の気圧の谷が近づき、再び西日本から雨となりそうです。

日本海を進む低気圧と前線に向かって湿った空気が流れ込み、19日から20日頃は西日本中心に北陸や東北地方などでも梅雨末期のような激しい雨が降る可能性がありますので最新の情報や警報などに注意してください。

その後も21日から22日にかけて次の気圧の谷が列島を通過する見込みで、しばらく梅雨末期のような天気が続きそうですので、圃場の水管理や病害の発生に注意するようにしてください。

27日の予想天気図では日本の東海上で太平洋高気圧が発達し、列島付近には低気圧もない状態で、この頃本質的な梅雨明けとなる可能性が出てきました。

少なくともこの頃までは極端な高温となる可能性は低く、当面の梅雨時のような天候への対応が重要です。