西日本大雨注意・梅雨末期のような天気続く

天気図・気象情報・気象衛星画像・予想天気図・週間予報解説資料・850hpa/地上予想天気図:気象庁ホームページより

 

今日は上空に強い寒気を伴った低気圧は北海道の北に進み、影響は小さくなりましたが北海道では引き続き午後中心に局地的な大雨や雷、突風やひょうなど激しい気象に注意が必要です。

また西からは梅雨前線と低気圧が近づいてきており、既に西日本では日本海側中心に激しい雨の降っているところがあります。

この前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が大量に流れ込み、20日にかけて西日本中心に大雨となる可能性が高まっており、気象庁から注意情報が発表されています。

気象衛星の画像でも中国の南部から西日本に流れ込む雲の帯、いわゆる湿舌がみられており、今回の雨のポテンシャルの大きさを示しています。

関東から東北では天気が回復し、気温が上昇しています。

 

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号
2022年07月18日05時00分 気象庁発表

西日本では20日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。

[気圧配置など]
 18日は、大陸から九州南部付近にのびる前線上の低気圧が黄海を東進し、19日から20日にかけて日本海を進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となり、西日本では20日にかけて、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

[防災事項]
<大雨・雷・突風>
 西日本では20日にかけて雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
 19日06時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  九州南部         250ミリ
  九州北部地方       200ミリ
  中国地方、四国地方     80ミリ
 その後、20日06時までに予想される24時間雨量は、多い所で、
  九州南部             200から300ミリ
  九州北部地方、四国地方、近畿地方 100から200ミリ
  中国地方             100から150ミリ
 の見込みです。
 西日本では20日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。
 落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 また、降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

[補足事項]
 地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は18日17時頃に発表する予定です。

この後21日から22日にかけても低気圧の通過が予想されており、しばらく西日本中心に大雨に対する警戒が必要な時期が続きそうです。

23日頃からは太平洋高気圧の勢力がやや強まり、列島は晴れる日が多くなり、気温も上昇してゆく見込みです。

24日の予想天気図

27日の予想天気図では列島の南岸に低気圧が解析されており、この時点では完全に本質的な梅雨明けとはいい難い状況です。

27日の予想天気図

しかし28日の予想天気図では北日本の東に中心をもつ高気圧に広く覆われておりようやく本質的な梅雨明けとなる可能性がありそうです。

28日の予想天気図