戻り梅雨の行方③・1か月予報(7/23〜8/22)

天気図・天気分布予想図・予想天気図:気象庁ホームページより


今日は低気圧や前線の通過で東北から北陸、山陰、関東などで雨がふっており、ところどころで強い雨となっています。

明日もこの低気圧の影響が残り、北日本から北陸では雨となる見込みですが、東日本の太平洋側から西日本では天気が回復する見込みです。

この後は太平洋高気圧がやや勢力を増し、列島は湿った空気の影響を受け、曇りがちの日が多いものの前線の活動は弱まり、低気圧も接近することはなくなって全国的に本質的な梅雨明けに近づきそうです。


昨日気象庁より7/23〜8/22の1か月予報が発表され、1週目の7/23〜7/29は北日本から東日本で高温が予想されています。

これは日本の東に中心をもつ太平洋高気圧が南北に大きく発達し、列島の東半分は南から暖かい空気が入りやすいためとみられます。


2週目の7/30以降はほぼ全国的に気温が高くなる予想で太平洋高気圧が西に張り出してくる事を予想しています。


今回の1か月予報で特徴的なのが、2週目の7/30〜8/5に太平洋高気圧の軸が北に偏り、その南側に入る本州の南岸では東よりの風によりやや高温が抑えられると予想されていること、また3週目の8/6以降は列島の南方に気圧の低い部分が予想されていることですが、この3週目以降は熱帯低気圧が発生することが示唆されているとみられます。


全般的に列島は湿った空気の影響を受けやすく、北日本は気圧の谷の影響を受ける時期があるとみられますが、期間を通じた降水量はやや少なく、日照時間はやや多めと予想されており、太平洋高気圧の勢力の影響の方が大きいことを示唆しています。