太平洋高気圧の状況と湿った空気②

天気図・気象衛星画像・気象情報・天気分布予想図・予想天気図・週間予報解説資料・2週間気温予報分布図:気象庁ホームページより

 

今日の列島は南から熱帯低気圧が北上し、関東北部付近に前線がかかっています。

熱帯低気圧からの湿った空気が前線に向かって流れ込み、東海から関東では雨が降っており強い雨となっているところもあります。

関東北部から甲信では激しい雨や大雨、落雷、突風、ひょうなど激しい気象が発生する可能性があり、気象庁から注意情報が出されています。

大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報 第2号
2022年07月26日05時42分 気象庁発表

関東地方北部と甲信地方では、27日にかけて、低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。

[気象状況と予想]
 関東甲信地方では、高気圧の縁を回って暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっており、雷を伴った非常に激しい雨の降っている所があります。この状態は27日にかけて続く見込みです。

[防災事項]
 関東地方北部と甲信地方では、27日にかけて、非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に注意・警戒してください。雨雲が予想以上に発達したり、停滞した場合は、警報級の大雨となる可能性があります。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

[雨の予想]
26日から27日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 関東地方北部 50ミリ
 甲信地方   50ミリ
26日6時から27日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 関東地方北部 100ミリ
 甲信地方   80ミリ
その後、27日6時から28日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 関東地方北部 50から100ミリ
 甲信地方   50から100ミリ

[補足事項]
 今後発表する防災気象情報に留意してください。
 また、土砂災害や浸水害及び洪水害の危険度に関しては「気象庁ホームページ」のキキクル(危険度分布)をご確認ください。
 次の「大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」は、26日16時頃に発表する予定です。

今日は湿った空気の影響や日本海にある低気圧の影響で、全国的に午後を中心に雨の降る所がありそうです。

明日は南海上の熱帯低気圧は弱まって不明瞭となる見込みですが、前線や南からの湿った空気の影響は続き、一部を除いて不安定な天気が続く見込みです。

週間予報では引き続き太平洋高気圧の張り出しは弱く、28日や31日は南からの湿った空気の影響を受け、東日本から西日本の太平洋側中心に雨の降る所がありそうです。

北日本では28日から31日は高気圧に覆われ晴れるところが多くなりそうです。

東北地方では一昨日まで低気圧や前線の影響を受け、いもち病の感染好適条件が続いていましたが、昨日より天気が回復し、感染好適条件から外れたところが多くなっています。本日気象庁より東北北部の梅雨明けも発表されました。

この後北日本では高気圧に覆われ暖かい空気に覆われる日が多くなり、8月2日から6日の5日間平均気温が高くなる2週間気温予報が発表されています。

今年も北日本は夏時期の高温に注意が必要です。

2週間気温予報地図表示