台風5号と湿った空気・全国的に高温注意・1か月予報

天気図・天気分布予想図・気象衛星画像・台風経路図・予想天気図・週間予報解説資料・2週間気温予報分布図・1か月予報解説資料：気象庁ホームページより

今日も太平洋高気圧の張り出しは北日本方面に偏って、東日本から西日本には湿った空気が入っています。

特に関東甲信地方は昨日に引き続き大気の状態が不安定で、午後を中心に激しい雷雨となるところがあり、突風や竜巻、ひょうなどと共に注意が必要です。

また全国的に気温が上昇し、東日本から西日本、特に関東の内陸部や西日本の瀬戸内海側、日本海側、九州北部では35℃以上の猛暑日となるところが多くなり、高温に対する注意が必要です。

また南海上の熱帯低気圧は台風5号に発達し、西日本の南海上を北西に進んでいます。今夜から明日にかけて九州の南海上を通過して東シナ海に進む見込みですが、台風から暖かく湿った空気が流れ込み、四国から九州南部では30日にかけて大雨となる可能性があり、注意が必要です。

明日も東日本から西日本では湿った空気の影響が続き、午後を中心に雷雨となるところがある見込みです。

台風は東シナ海から黄海を通過し、温帯低気圧となって北日本方面に進む見込みで、北日本は8月1日以降天気が崩れる見込みです。また3日から4日にかけては次の気圧の谷の通過で曇りや雨の日が続く週間予報となっています。

全国的に気温の高い日が続き、特に北日本は高気圧の位置の関係で南から暖かい空気が入り続ける状況で2週間気温予報では8月5日以降も気温がかなり高くなる見込みです。

昨日気象庁より7月30日から8月29日の1か月予報が発表されましたが、この1か月全国的に太平洋高気圧に覆われる日が多く気温がかなり高くなると予想されています。

特に北日本は昨年の7月中旬以降と同様太平洋高気圧の軸がやや北に偏るため暖かい空気に覆われやすく特に高くなる可能性があり注意が必要です。

昨年同様高温障害や干ばつに加え、虫害の発生に注意が必要な夏となりそうです。

１か月の平均気温・降水量・日照時間

		平均気温（１か月）	降水量（１か月）	日照時間（１か月）
北日本	日本海側	低10 並20 高70％ 高い見込み	少30 並40 多30％ ほぼ平年並の見込み	少30 並40 多30％ ほぼ平年並の見込み
	太平洋側		少30 並40 多30％ ほぼ平年並の見込み	少30 並40 多30％ ほぼ平年並の見込み
東日本	日本海側	低10 並30 高60％ 高い見込み	少30 並40 多30％ ほぼ平年並の見込み	少30 並40 多30％ ほぼ平年並の見込み
	太平洋側		少40 並30 多30％ ほぼ平年並の見込み	少30 並30 多40％ ほぼ平年並の見込み
西日本	日本海側	低20 並30 高50％ 高い見込み	少40 並30 多30％ ほぼ平年並の見込み	少30 並30 多40％ ほぼ平年並の見込み
	太平洋側		少40 並30 多30％ ほぼ平年並の見込み	少30 並30 多40％ ほぼ平年並の見込み
沖縄・奄美		低30 並30 高40％ ほぼ平年並の見込み	少30 並30 多40％ ほぼ平年並の見込み	少40 並30 多30％ ほぼ平年並の見込み
数値は予想される出現確率（％）です