北陸中心に大雨厳重警戒・北日本雨続く

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昨日から青森、山形南部、新潟北部で記録的な大雨となり、山形南部では大雨特別警報が発表され、最上川の氾濫などの被害が出ています。今朝にかけて福島、石川、福井でも激しい雨が降りました。

今日も新潟には大雨特別警報が発表中の他、引き続き北陸を中心に大雨となる注意情報が発表されており、厳重に警戒してください。

前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっています。

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第7号
2022年08月04日10時50分 気象庁発表

新潟県には大雨特別警報を発表中です。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当します。命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保しなければならない状況ですので、引き続き土砂災害に最大級の警戒をしてください。

[気圧配置など]
 前線が日本海から北陸地方を通って日本の東にのびており、前線上の低気圧が日本の東を南東に進んでいます。前線は4日夜にかけて西日本まで南下した後、5日には日本の南に南下する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東日本から西日本にかけては大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

[防災事項]
 新潟県には大雨特別警報を発表中です。これまでに経験したことのないような大雨となっています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当します。命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保しなければならない状況です。
<大雨・雷・突風>
 北陸地方では、大気の状態が非常に不安定になって、猛烈な雨が降っている所があります。これまでの大雨により、土砂災害や浸水害、洪水害の危険度が非常に高くなっている所があります。
 東日本を中心に、4日は雷を伴った非常に激しい雨が降り、局地的には猛烈な雨が降って大雨となる所があるでしょう。
 5日12時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  北陸地方             250ミリ
  東海地方             150ミリ
  東北地方、関東甲信地方      100ミリ
  近畿地方              80ミリ
の見込みです。

 新潟県では、引き続き土砂災害に最大級の警戒をしてください。また、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
 新潟県以外の北陸地方、東北地方、東海地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
 また、東日本から西日本にかけては、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

[補足事項]
 地元気象台の発表する特別警報、警報、注意報、早期注意情報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は4日17時頃に発表する予定です。

 

明日は前線は南海上まで下がる見込みですが列島は湿った空気に覆われ続け不安定な天気が続くでしょう。

この後は、列島の南半分は太平洋高気圧に覆われる日が多くなりますが、北日本は低気圧や前線の影響を受け、曇りや雨の日が続きそうです。

全国的に気温の高い状態が続き、2週間気温予報の8月11日から15日の5日間平均気温は平年よりかなり高くなる予想です。

北日本は曇りや雨が続きますので、各作物とも病害の発生に注意してください。

また東日本から西日本は高温障害や虫害の発生に注意してください。

2週間気温予報地図表示