9日以降北日本大雨注意・東日本西日本不安定な天気と高温注意

天気図・気象情報・天気分布予想図・予想天気図・週間予報解説資料:気象庁ホームページより

 

今日は前線が関東の南まで下がりましたが列島には太平洋高気圧のまわりを回る湿った空気の影響を受け、東日本から西日本では不安定な天気が続きそうです。

午後を中心に激しい雷雨となるところがある見込みで注意情報が出されています。

北日本では今日も晴れる見込みです。

 

大雨に関する全般気象情報 第10号
2022年08月05日16時50分 気象庁発表

東日本を中心に、6日にかけて雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

[気圧配置など]
 西日本から東日本にかけて、日本の南の高気圧の縁を回って、暖かく湿った空気が流れ込み、本州の上空約9000メートルには氷点下30度以下の強い寒気が流れ込むため、西日本と東日本では、6日にかけて大気の状態が不安定となるでしょう。

[防災事項]
<大雨>
 東日本や西日本では、雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨の降っている所があります。また、これまでの大雨により、北陸地方では、土砂災害の危険度が非常に高まっている所があります。
 東日本と西日本では、6日にかけて雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
 6日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  東海地方         150ミリ    
  近畿地方、中国地方     80ミリ
  北陸地方          60ミリ
の見込みです。
 東日本を中心に、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

[補足事項]
 これで「大雨に関する全般気象情報」を終了しますが、地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。この情報は、「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」を引き継ぐものです。

 

明日は列島上には低気圧も前線もありませんが、太平洋高気圧の張り出しは弱く、列島には湿った空気が入り続ける他、北日本には気圧の谷が近づき天気が崩れてくる見込みです。

これから注意が必要なのは9日から10日にかけての北日本の大雨の可能性です。

北日本には今後も前線がかかり、低気圧の通過する日が多くなり、曇りや雨が続く見込みです。

畑作物では湿害、根腐れの発生や各種病害の発生、水稲ではいもち病や紋枯れ病、もみ枯れ細菌病など病害の発生に注意が必要です。

また東日本から西日本では、湿った空気の影響を受け、今後も午後を中心に不安定な天気が続きますが、全般的には太平洋高気圧の圏内で気温が上昇し、8日頃からは猛暑が戻ってくる見込みですので高温に注意してください。

また高温に伴い、畑作物ではチョウ目害虫、果樹や水稲ではカメムシ類の多発に注意してください。

西日本には6月下旬、7月上中旬にかけてトビイロウンカの飛来がありましたので、各県の病害虫防除所が発表する注意報や防除情報に注意してください。