北日本大雨厳重警戒・関東甲信13日台風の接近に注意

天気図・気象衛星画像・雨雲レーダー画像・気象情報・台風経路図・予想天気図・週間予報解説資料:気象庁ホームページより

 

今日も北日本には前線が停滞し、秋田県や青森県では強い雨が降っています。この後も前線に沿って日本海から次々と雨雲が流れ込み、東北北部から北海道南部では大雨となる見込みで厳重警戒です。

12日にかけて北日本では大雨となる所があり、気象庁より引き続き注意情報が発表されています。警報や災害注意情報など最新の情報に注意してください。

前線の活動は14日頃一旦弱まる見込みですが、15日頃から再び活発となり、しばらく雨が続く見込みです。

圃場の湿害や病害の発生に注意してください。14日頃の雨のやみ間に必要に応じて防除を検討してください。

 

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第9号
2022年08月11日04時45分 気象庁発表

北日本では12日にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

[気圧配置など]
 前線が華北から日本海を通り北日本へのびています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北地方を中心に大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
 12日には前線上の低気圧が北日本を通過し、降水が強まる所があるでしょう。前線の活動は14日頃に一時的に弱まる見込みですが、15日頃から再び活発となるでしょう。

[防災事項]
<大雨・雷・突風>
 東北地方では激しい雨の降っている所があり、これまでの大雨により、土砂災害の危険度が非常に高まっている所があります。
 北日本では12日にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
 12日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  東北地方         150ミリ
  北海道地方        120ミリ
 その後、13日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  東北地方    100から150ミリ
  北海道地方    50から100ミリ
の見込みです。
 北日本では土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。13日以降も雨は降り続き、東北地方を中心に雨量が更に増えるおそれがあります。
 また、東北地方では落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

[補足事項]
 地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は11日17時頃に発表する予定です。

一方日本の南海上には熱帯低気圧があって、今後台風に発達する見込みです。

13日頃に関東甲信地方にかなり接近するおそれがあり、台風の東側から湿った空気が流れ込み警報級の大雨となる可能性がでてきています。

気象庁より注意情報が発表されていますので、関東甲信でも最新の情報に注意するようにしてください。

 

発達する熱帯低気圧に関する関東甲信地方気象情報 第2号
2022年08月11日05時22分 気象庁発表

日本の南の熱帯低気圧は、発達しながら北上して、今後24時間以内に台風となり、13日には関東甲信地方にかなり接近するおそれがあります。このため、13日は、警報級の大雨や高波となる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、高波に注意・警戒してください。

[気象状況と予想]
 11日3時の観測によると、熱帯低気圧が日本の南にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は1006ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっています。
 熱帯低気圧は日本の南を発達しながら北上し、今後24時間以内に台風となり、13日には関東甲信地方にかなり接近するおそれがあります。

[防災事項]
 関東甲信地方では、熱帯低気圧から変わる台風の本体や台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、13日は警報級の大雨となる可能性があります。
 また、台風の接近で、13日は風が強く吹き、海上はうねりを伴いしけるでしょう。台風の進路や発達の程度によっては警報級の高波となる可能性があります。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、高波に注意・警戒し、強風や落雷、突風に注意してください。

[補足事項]
 今後発表する防災気象情報に留意してください。
 また、土砂災害や浸水害及び洪水害の危険度に関しては「気象庁ホームページ」のキキクル(危険度分布)をご確認ください。
 次の「発達する熱帯低気圧に関する関東甲信地方気象情報」は、11日16時頃に発表する予定です。

週間予報では14日から16日にかけて前線は北日本に停滞し、その後17日から18日には東日本から西日本に南下する見込みとなっています。

北日本では16日頃まで大雨のおそれがあり、前線の南側にあたる東北南部から東日本、西日本では湿った空気の影響を受け不安定な天気ながら気温の高い状態が続きますので、圃場の乾燥、作物の高温障害や虫害の発生に十分注意してください。