北日本北陸16日にかけて再び大雨に注意

天気図・気象衛星画像・雨雲レーダー画像・気象情報・日本850hPa相当温位・風予想図・週間予報解説資料:気象庁ホームページより

 

今日は台風8号から変わった低気圧がオホーツク海方面に進み、列島付近は次の気圧の谷との間に入っていますが、引き続き湿った空気の影響で大気の状態が不安定で、北陸では雨雲が発達して激しい雨の降っている所があります。

この後前線を伴った低気圧が日本海に入り、今日の後半から北日本では再び天気が崩れ、16日にかけて大雨となるところがある見込みで、気象庁から注意情報が出されています。

北海道から東北、北陸には非常に湿った空気が流れ込む見込みで、気象衛星の画像でも日本海から朝鮮半島の西にかけて発達した雨雲が連なっており、これが明日にかけてかかってきそうです。

再び大雨に厳重警戒です。

雨が上がっているところでは今日のうちに病害に対する防除を行ってください。

 

また東日本の太平洋側から西日本では気温が上昇し、明後日にかけて高温に注意してください。特に関東の内陸部では明日、40℃前後まで上昇する可能性がありますので注意してください。

 

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号
2022年08月15日04時43分 気象庁発表

北日本と北陸地方では、16日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

[気圧配置など]
 前線を伴った低気圧が、16日にかけて北日本に接近、通過する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、北日本や北陸地方では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

[防災事項]
<大雨・雷・突風>
 東北地方では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。
 北日本や北陸地方では、16日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
 16日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
     東北地方        150ミリ
     北海道地方、北陸地方  100ミリ
 その後、17日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
     東北地方、北陸地方   100から200ミリ
     北海道地方       100から150ミリ
の見込みです。
 土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

[補足事項]
 地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は15日17時頃に発表する予定です。

17日から18日にかけては前線が東日本、西日本に南下して、特に日本海側では大雨となる可能性があり注意が必要です。

この前線の南下で、列島は前線の北側に入り、猛暑は少なくとも一段落しそうです。

20日頃には次の気圧の谷や前線が通過する見込みで、北日本はしばらく雨の動向から目が離せない状況が続きます。

また24日から25日頃の予想天気図では沖縄の南方面に低圧部が解析されており、熱帯低気圧などが列島に影響を与える可能性も出てきていますので、こちらの動向にも注意が必要です。