熱帯低気圧は台風へ、大雨注意/1か月予報(9/24～10/23)

天気図・気象情報・気象衛星画像・天気分布予想図・予想天気図・1か月予報解説資料：気象庁ホームページより

 

列島の南海上には熱帯低気圧があって周辺には強い雨雲が取り巻き、東海・近畿などで激しい雨の降っている所があります。

熱帯低気圧は今後台風に発達し南岸に接近する見込みで、25日にかけて東日本から西日本では太平洋側中心に大雨となる可能性があり、気象庁より注意情報が発表されています。

また北日本には上空に寒気を伴った低気圧、寒冷渦が近づいており、局地的に雷を伴った激しい雨や突風、ひょうなどに注意が必要です。

 

熱帯低気圧から変わる台風は25日には東海上に抜ける見込みで全国的に天気は回復する見込みですが、東日本の太平洋側では前線の影響が残り雲が多い見込みです。

その後は北海道は晴れる日が多くなりますが、東日本から西日本は湿った空気の影響を受けやすく雲の多い天気が続き、27日と30日は雨の降る所が多くなりそうです。

発達する熱帯低気圧に関する情報　第08の08号

2022年09月23日05時03分　気象庁発表

熱帯低気圧から変わる台風が２３日夜から２４日にかけて西日本から東日本の太平洋側へかなり接近する見込みです。西日本から東日本の太平洋側を中心に２５日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、強風や高波に注意してください。

 

［気圧配置など］

　２３日０３時の観測によると、熱帯低気圧が日本の南にあって、１時間におよそ３０キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は１００２ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は１５メートル、最大瞬間風速は２３メートルとなっています。

　熱帯低気圧は今後１２時間以内に台風となり、日本の南を北上して、２３日夜から２４日にかけて西日本から東日本の太平洋側へかなり接近する見込みです。その後、２５日朝までには東日本太平洋側で温帯低気圧に変わるでしょう。

 

［防災事項］

＜大雨・雷・突風＞

　熱帯低気圧から変わる台風の本体や台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、西日本から東日本の太平洋側を中心に２５日にかけて雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。

　２４日０６時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で、

　　近畿地方、東海地方　　　２００ミリ

　　関東甲信地方　　　　　　１２０ミリ

　その後、２５日０６時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で、

　　東海地方　　　　　　　　１００から２００ミリ

　　関東甲信地方　　　　　　１００から１５０ミリ

の見込みです。

　西日本から東日本の太平洋側を中心に２５日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。

　また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

 

＜強風・高波＞

　熱帯低気圧から変わる台風の影響で、西日本から東日本の太平洋側を中心に２５日にかけて風が強まり、うねりを伴って波が高くなる所があるでしょう。強風や高波に注意してください。熱帯低気圧から変わる台風の進路や発達の程度によっては、さらに風が強まり波が高くなる可能性があります。

 

［補足事項］

　今後の台風情報、地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。

 

昨日気象庁より9月24日から10月23日の1か月予報が発表されました。

引き続きラニーニャ現象の影響を受けて偏西風が平年より北を流れるため列島は全国的に暖かい空気に覆われやすく期間を通じて気温が平年より高いと予想されています。

 

また東日本の太平洋側は湿った空気の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多い見込みで、降水量がやや多く、日照時間がやや少ないと予想されています。