天気図・気象衛星画像・極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/700hPa湿数、500hPa気温予想図:気象庁ホームページより
列島は強い冬型の気圧配置となって暴風雪や大雪に関する注意情報が出されています。
特に北陸では、日本海に風がぶつかり合って雪雲が発達するJPCZという現象が発生しており、これが陸地にかかると大雪となるおそれがあり、注意が必要です。
この後も断続的に冬型の気圧配置が続き、特に18日頃は再び北日本中心に荒れた天気となる見込みです。
暴風雪と高波及び雷に関する全般気象情報 第4号
2022年12月14日05時03分 気象庁発表
北日本から西日本の日本海側を中心に、15日にかけて、雪を伴って風が非常に強く吹き、海は大しけとなるでしょう。暴風、高波、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒してください。また、北陸地方や東北地方では14日は落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
[気圧配置など]
発達中の低気圧がサハリン付近にあって北へ進んでいます。また、日本海には別の低気圧があって東へ進んでいます。この低気圧は東北北部を通過して、発達しながら千島近海に進み、14日は日本付近の冬型の気圧配置が強まって、北日本の上空約1500メートルに氷点下12度以下の寒気が流れ込む見込みです。強い冬型の気圧配置は15日にかけて続くでしょう。
また、上空に強い寒気が流れ込むため、北陸地方や東北地方では14日は大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
<暴風雪・高波>
北日本から西日本の日本海側を中心に、雪を伴って風が非常に強く吹き、海は大しけとなるでしょう。
15日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
東北地方、北陸地方、近畿地方、中国地方
23メートル(35メートル)
北海道地方 20メートル(35メートル)
15日にかけて予想される波の高さは、
北陸地方 7メートル
北海道地方、東北地方、近畿地方、中国地方
6メートル
の見込みです。
北日本から西日本の日本海側を中心に、暴風、高波、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒してください。
<雷・突風>
北陸地方や東北地方では、14日は、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。