20日〜21日北日本日本海側暴風雪に注意/25日頃今季最強寒波

予想天気図・早期天候情報分布図・アジア地上気圧、850hPa気温/500hPa高度・渦度予想図・気象情報:気象庁ホームページより


今日から明日21日にかけて低気圧が発達しながら北海道付近を通過してゆく見込みで、北日本日本海側中心に暴風雪となるおそれがあり、注意が必要です。

23日頃列島の南岸を通過する低気圧に伴う寒気はそれほど強くなく、関東平野部は今のところ雨となる可能性が高くなっています。


またこの南岸低気圧は通過後日本の東海上で発達して列島は強い冬型の気圧配置となって、今季最強の寒気が南下する見込みです。

25日の予想天気図では上空1,500m付近で-12℃と平野の都市部でも最低気温が氷点下となる等温線が列島をすっぽり覆っており、気温の低下に注意が必要です。

日本海側では大雪にも注意が必要です。

水道管の凍結や破裂への対策を行ってください。


暴風雪と高波及び雷に関する全般気象情報 第3号

2023年01月20日05時06分 気象庁発表

北日本の日本海側を中心に21日にかけて、雪を伴って非常に強い風が吹き、海は大しけとなるでしょう。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。


[気圧配置など]

 日本海には低気圧があって東へ進んでいます。低気圧は20日朝には前線を伴って急速に発達しながら日本海を東北東へ進み、20日夜から21日明け方にかけて北日本を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、北日本の上空約5000メートルには氷点下33度以下の寒気が流れ込むため、20日昼過ぎから21日明け方にかけて大気の状態が非常に不安定となる所がある見込みです。低気圧の通過後は、北日本を中心に強い冬型の気圧配置となるでしょう。


[防災事項]

<暴風雪・高波>

 北日本の日本海側を中心に21日にかけて、雪を伴って非常に強い風が吹き、海は大しけとなるでしょう。

 20日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、

  北海道地方、東北地方  25メートル(35メートル)

  北陸地方        20メートル(30メートル)

 21日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、

  東北地方        25メートル(35メートル)  

  北海道地方       23メートル(35メートル)

 20日に予想される波の高さは、

  東北地方                7メートル

  北海道地方、北陸地方          6メートル

 21日に予想される波の高さは、

  東北地方                7メートル

  北海道地方、北陸地方          6メートル

の見込みです。

 北日本の日本海側を中心に21日にかけて、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒してください。


<雷・突風>

 北日本では、20日昼過ぎから21日明け方にかけて大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。


[補足事項]

 今後、地元気象台が発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。この情報は「暴風雪と高波に関する全般気象情報」を引き継ぐものです。次の「暴風雪と高波及び雷に関する全般気象情報」は20日17時頃に発表する予定です。