雨雲レーダー画像・予想天気図・気象情報:気象庁ホームページより
列島には前線が南下し、この後前線上を低気圧が進んでくる見込みです。
既に東日本から西日本ではところどころで強い雨の降っているところがあり、明日8日の午前中にかけて大雨に注意が必要です。
気象庁からは大雨、雷、突風に関する注意情報が出されています。
9日以降は全国的に天気は回復する見込みですが、寒気が南下し、全国的に大幅に気温が下がる予想となっています。
11日や13日の予想天気図を見ると列島は高気圧に覆われていますが上空には寒気が次々と流れ込み、気温は西日本中心に低い状態が続く見込みです。
また16日の予想天気図では上空に寒気を伴った低気圧、寒冷渦の南下が解析されており、15日頃には東日本や北日本で雷、突風、ひょうなど激しい気象の発生しやすい状況になる可能性があります。
北日本や東日本の山間部や内陸部ではしばらくの間未明の最低気温が0℃前後まで下がる日がありそうですので、花芽や新芽が出芽する時期に当たっている作物では凍霜害の発生に注意が必要です。
大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号
2023年05月07日05時24分 気象庁発表
西日本から東日本では、8日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。南西諸島では、7日は落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
[気圧配置など]
日本の東から本州を通って東シナ海にのびる前線が、8日にかけて北日本から西日本を南下し、その後、東シナ海で発生した低気圧が、西日本から東日本の太平洋側を東北東進する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでおり、局地的に大気の状態が非常に不安定となっています。
[防災事項]
<大雨>
西日本から東日本では8日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
8日06時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
関東甲信地方、東海地方、近畿地方、四国地方 200ミリ
九州南部 180ミリ
九州北部地方 150ミリ
北陸地方、沖縄地方 120ミリ
伊豆諸島 100ミリ
その後、9日06時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東海地方 50から100ミリ
西日本から東日本では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、南西諸島では、落雷や竜巻などの激しい突風に注意して下さい。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
[補足事項等]
地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。この情報は「大雨に関する全般気象情報」を引き継ぐものです。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は、7日17時頃に発表する予定です。