3か月予報/7月8月東日本西日本気温高く、7月全国的に降水量多い

3か月予報解説資料、3か月予報分布図、予想天気図、天気分布予想図:気象庁ホームページより


昨日気象庁より6月から8月の3か月予報が発表されました。

全般的にはラニーニャ現象が終息し、エルニーニョ現象に移行すると予想されている中、双方の影響がどの程度となるか複雑な予報となっています。


冬に終息したラニーニャ現象ですが、インド洋はラニーニャ現象時に起こりやすい正のダイポールモードで、この影響によりチベット高気圧が東に張り出しやすく、7月、8月の東日本、西日本の気温が高くなると予想されています。


一方で、この夏にはエルニーニョ現象が80%の確率で発生すると予想されており、この影響が7月頃から現れ、太平洋高気圧の西への張り出しがやや弱く、列島は湿った空気の影響を受け7月の降水量、つまり梅雨後半の雨の量が全国的に多いと予想されています。


現在日本のはるか南海上にある台風2号は、27日から28日にかけて猛烈な勢力に発達し、30日頃沖縄諸島に近づく可能性が高くなってきました。

また6月2日の予想天気図では台風は本州に接近すると解析されており、今後の動きに注意が必要です。


今朝は低気圧通過後の寒気の影響で北海道や東北・関東甲信の山間部などで未明の最低気温が0℃前後まで下がったところがありました。

明日の未明も大きな移動性高気圧に覆われているため、放射冷却が加わって北海道や東北・関東甲信の山間部では最低気温が0℃近くまで下がるところがありそうですので凍霜害の発生に注意してください。