天気図、台風経路図、気象衛星画像、予想天気図、気象情報:気象庁ホームページより
今日は東日本では梅雨前線が南に下がり、一時的に天気が回復しています。
台風2号は石垣島や沖縄本島に接近しており、厳重に警戒が必要です。
この後台風2号は2日から3日にかけて速度を早めながら九州の南海上から本州の南海上を北東に進む見込みで、それに伴い梅雨前線も再び北上する見込みです。
西日本、東日本では今日1日の後半から3日の前半にかけて大雨となるおそれがあり、気象庁より注意情報が発表されています。
水稲では圃場の水管理に注意してください。
令和5年 台風第2号に関する情報 第73号
2023年06月01日05時25分 気象庁発表
大型の台風第2号は、沖縄の南を北上し、2日にかけて沖縄地方にかなり接近する見込みです。沖縄地方では暴風や高波、高潮に、奄美地方では高波に厳重に警戒してください。沖縄地方では2日にかけて、西日本や東日本では3日にかけて、大雨のおそれがあります。
[台風の現況と予想]
大型の台風第2号は、1日4時には宮古島の南にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心の東側165キロ以内と西側130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、東シナ海から日本の南には前線が停滞しています。
台風は沖縄の南を北上し、1日は宮古島に接近するでしょう。その後は次第に進路を東よりに変え、2日は沖縄本島地方にかなり接近する見込みです。
また、前線が3日にかけて、西日本から東日本に停滞するでしょう。前線に向かって、台風からの非常に暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となる見込みです。
[防災事項]
<暴風・高波>
沖縄地方では、台風の影響で非常に強い風が吹き、うねりを伴い猛烈なしけとなっている所があります。沖縄地方では2日にかけて猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなる所があるでしょう。また、奄美地方でも2日にかけて非常に強い風が吹き、2日は猛烈なしけとなる所がある見込みです。
1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
沖縄地方 30メートル(45メートル)
奄美地方 25メートル(35メートル)
2日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
沖縄地方 30メートル(40メートル)
奄美地方 25メートル(35メートル)
の見込みです。
1日に予想される波の高さは、うねりを伴い
沖縄地方 9メートル
奄美地方 8メートル
2日に予想される波の高さは、うねりを伴い
沖縄地方、奄美地方 9メートル
の見込みです。
暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。沖縄地方では飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれがある猛烈な風が吹くおそれがあり、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。
<大雨>
沖縄地方では、台風本体の雨雲により2日にかけて、非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、西日本や東日本では3日にかけて、大雨となるおそれがあります。
2日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
沖縄地方 200ミリ
奄美地方 150ミリ
四国地方 120ミリ
近畿地方、中国地方 100ミリ
関東甲信地方、東海地方 80ミリ
北陸地方 60ミリ
3日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
関東甲信地方、東海地方、近畿地方、四国地方
200から300ミリ
北陸地方、中国地方、沖縄地方
100から150ミリ
奄美地方 50から100ミリ
4日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
関東甲信地方 100から150ミリ
の見込みです。
沖縄地方や奄美地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。
西日本から東日本の広い範囲で、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。