北日本北陸雨続く、関東猛暑に注意

天気図、天気分布予想図、予想天気図、雨雲レーダー画像、気象情報:気象庁ホームページより


昨日は九州北部で線状降水帯の発生で大きな災害が発生しました。


今日も梅雨前線が本州の日本海側から東北地方に停滞し、東北や山陰では強い雨の降っているところがあります。

また列島は広い範囲で大気の状態が不安定となっており、落雷、突風、ひょうなど激しい気象にも注意が必要です。


関東では日中の気温が35℃以上の猛暑日となるところが多くなる見込みですので熱中症に注意してください。


北日本から北陸では雨が続く見込みです。水稲のいもち病をはじめとする各作物の病害発生に注意してください。


大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第13号

2023年07月11日05時20分 気象庁発表

九州北部地方では、引き続き11日は、土砂災害に厳重に警戒してください。また、西日本から東日本では12日にかけて、北日本では11日は、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。


[気圧配置など]

 梅雨前線が対馬海峡から東北地方にのびています。前線は、11日夜には日本付近で不明瞭となりますが、12日は朝鮮半島付近から東日本にのびてくる見込みです。前線に向かって太平洋高気圧の縁を回って、暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本から東日本では12日にかけて、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

 また、北日本では11日は、気圧の谷や上空約5500メートルに流れ込む氷点下9度以下の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。


[防災事項]

 九州北部地方では、広い範囲で土砂災害の危険度が高くなっています。引き続き、11日は土砂災害に厳重に警戒してください。

 また、西日本から東日本では12日にかけて、北日本では11日は、大気の状態が非常に不安定となって、雷を伴った激しい雨や局地的に非常に激しい雨が降る見込みです。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

 東日本や北日本では、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。