天気図、雨雲レーダー画像、気象情報：気象庁ホームページより
梅雨前線が東北地方にかかり、日本海には前線上を低気圧が進んでいます。
東北地方では19日から20日にかけて、北陸では20日にかけて大雨となるおそれがあり注意が必要です。
大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第5号
2023年07月19日05時15分 気象庁発表
東北地方では、２０日にかけて非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、北陸地方では２０日にかけて大雨となる所がある見込みです。
［気圧配置など］
梅雨前線が華中から日本海を通り、東北地方にのびています。また、日本海の前線上には低気圧があって、東へ進んでいます。１９日は、低気圧が日本海を東へ進み、２０日朝には三陸沖に進む見込みです。前線は、１９日午後から２０日朝にかけて西日本から東日本を南下するでしょう。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となる見込みです。
また、２０日は北日本から東日本の上空約６０００メートルには、氷点下６度以下の寒気が流れ込むため、北日本では２０日も大気の不安定な状態が続く見込みです。
［防災事項］
東北地方では、前線や低気圧の影響で、２０日にかけて雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。また、北陸地方では２０日にかけて大雨となる所がある見込みです。
２０日６時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で、
東北地方 １５０ミリ
北陸地方 １２０ミリ
２１日６時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で、
東北地方 ５０から１００ミリ の見込みです。
東北地方では、２０日にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。これまでの大雨により、地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも、土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
また、西日本から東日本では、前線の影響で、２０日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。