3か月予報(10〜12月)気温の高い秋から暖冬へ

天気図、予想天気図、3か月予報解説資料、3か月予報分布図、気象情報:気象庁ホームページより


今日は北日本から東日本を寒冷前線が通過するため大気の状態が不安定となり、大雨となるところがある見込みで注意が必要です。

また明日は西から前線を伴った低気圧が日本海を進む見込みで、西日本の日本海側から北陸、東北で雨量が多くなるところがある見込みです。


昨日気象庁より10月から12月の3か月予報と、12月から2月の寒候期予報が発表されました。


全般的にはエルニーニョ現象とインド洋正のダイポールモード現象の組み合わせにより、列島付近は偏西風が北に蛇行しやすく、寒気が入りにくいと予想されています。それにより西日本中心に気温の高い秋から冬の入りとなりそうです。


降水量は11月までは平年並みと予想されていますが、寒気が南下しにくく、本州の南が気圧の谷となりやすく、12月以降は東日本から西日本の太平洋側で降水量が多いと予想されています。


全般的には暖冬の予報となっています。

北日本では冬型の気圧配置となりにくいため降水量は少なめの予想ですが、日本近海は異常に海面水温の高い状態が続いており、ひとたび冬型となれば大量の水蒸気を含んだ雪雲が発達し大雪となる可能性をはらんでいます。

最新の1か月予報などに注意してください。



大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号

2023年09月19日16時47分 気象庁発表

北日本から東日本では、20日にかけて雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。


[気圧配置など]

 低気圧が沿海州にあって東北東へ進んでいます。また、北日本から東日本では、高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込み、日中の気温の上昇も加わって、大気の状態が非常に不安定となっている所があります。今後、低気圧は前線を伴ってオホーツク海に進み、寒冷前線が20日にかけて北日本を通過する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、北日本から東日本では、20日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。


[防災事項]

 北日本から東日本では、20日にかけて、雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

 20日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、

  北海道地方、東北地方 80ミリ

  北陸地方       70ミリ

  関東甲信地方     60ミリ

の見込みです。


 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。