暴風、雷、突風、ひょう、短時間の強雨に注意、11日頃から気温低下

天気図、雨雲レーダー画像、予想天気図、気象情報:気象庁ホームページより


北海道付近の低気圧から伸びる寒冷前線が北日本から東日本を通過しています。

前線通過前の南より、通過後の北よりの暴風に注意してください。

また雷、突風、ひょうや短時間の強雨にも注意が必要です。


この後11日頃から日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となって寒気が流れ込み、気温が大幅に低下する見込みです。




暴風と高波及び大雨に関する全般気象情報 第4号

2023年11月07日05時09分 気象庁発表

北日本と北陸地方では、7日は非常に強い風が吹き、大しけとなる所があるでしょう。暴風や高波に警戒してください。また、東日本から北日本では、7日は雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。土砂災害や低い土地の浸水に警戒してください。


[気圧配置など]

 前線を伴った低気圧が日本海北部にあって東北東へ進んでおり、寒冷前線が北陸地方をとおり四国の南にのびています。北日本では海上を中心に非常に強い風が吹いて、しけの所があります。また、寒冷前線の影響で、東日本では雷を伴って激しい雨の降っている所があります。

 この後、低気圧はオホーツク海へ進み、寒冷前線が7日昼過ぎにかけて北日本から東日本を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東日本から北日本では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。


[防災事項]

<暴風・高波>

 北日本と北陸地方では、7日は非常に強い風が吹き、大しけとなる所がある見込みです。

 7日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、

  北海道地方、東北地方 23メートル(35メートル)

  北陸地方       20メートル(30メートル)

 7日に予想される波の高さは、

  北海道地方、東北地方、北陸地方 6メートル

の見込みです。

 北日本では7日は暴風に警戒してください。また、北日本と北陸地方では7日は高波に警戒してください。


<大雨・雷・突風>

 東日本と北日本では7日昼過ぎにかけて、寒冷前線の接近、通過に伴い大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。

 8日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で

  関東甲信地方、東北地方 80ミリ

  東海地方、北海道地方  50ミリ

の見込みです。


 土砂災害や低い土地の浸水に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。