予想天気図、雨雲レーダー画像、1か月予報分布図、気象情報:気象庁ホームページより
今日は列島を寒冷前線が通過中で、南から暖かく湿った空気が流れ込み、ところどころで強い雨が降っています。
この前線が通過したあと、日本付近は強い冬型の気圧配置となってこの秋一番の寒気が流れ込んできますので、北海道の日本海側では平地でも雪となり、本州の日本海側でも山間部は雪となる可能性が高くなっています。
昨日11/9に気象庁より11/11〜12/10の1か月予報が発表されました。
今回の1か月予報は11日からの冬型の気圧配置による寒気の流入や日本海側の雨や雪の影響を強く受けています。
1週目の11/11〜11/17の気温は北日本や西日本、特に九州で平年より低いと予想されています。
2週目の11/18〜11/24は、予想天気図で11/18や11/20頃にも冬型の気圧配置となる予想ですが、低気圧がシベリア付近で発達すると解析されており日本付近は西高東低というより南高北低に近い形で寒気はあまり南下しないパターンです。
そのため全国的に平年並みと予想されています。
3週目の11/25以降は再び全国的に平年より気温が高い状態となる予想です。
期間を通じた降水量は1週目の冬型の気圧配置の影響を強く受け、北日本の日本海側から北陸で多く、東日本から西日本の太平洋側では少ないと予想されています。
雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報 第2号
2023年11月10日05時00分 気象庁発表
西日本や北日本では10日、東日本では11日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、局地的な非常に激しい雨や激しい雨に注意してください。
[気圧配置など]
前線を伴った低気圧が日本海北部にあって、寒冷前線が対馬海峡にのびています。低気圧は11日にかけてオホーツク海に進み、低気圧からのびる寒冷前線が、北日本および西日本では10日、東日本では11日にかけて通過する見込みです。また、東シナ海には別の前線があって、10日朝までに前線上の九州の西で低気圧が発生する見込みです。低気圧や前線は10日朝に九州南部付近を通り、10日夜にかけて日本の南を東に進むでしょう。
西日本や北日本では10日、東日本では11日にかけて、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、局地的な非常に激しい雨や激しい雨に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。