天気図、気象衛星画像、雨雲レーダー画像、2週間気温予報分布図、予想天気図:気象庁ホームページより
低気圧が発達しながら北海道付近に進み日本付近は強い冬型の気圧配置となりつつありますが、日本海には気流がぶつかり合い雨雲が発達しています。
東北地方の日本海側や北陸は大雨となるおそれがあり、気象庁より注意情報が発表されています。
また全国的に風が強く、暴風に対する注意も必要です。
今回の冬型では西日本に強い寒気が入り、西日本では山間部中心に雪となっており、平地でも初雪となったところがあります。
この後寒気が南下するのは23日頃日本海を通過する低気圧のあと強い冬型となったタイミングで、23日から25日は再び荒れた天気となるおそれがあり、日本海側では大雪となる可能性もありそうです。
このタイミングで北海道の平地は根雪となる可能性が高そうです。
暴風と高波及び大雨に関する全般気象情報 第5号
2023年11月18日05時35分 気象庁発表
北日本から西日本では19日にかけて、暴風や高波に警戒し、東北地方と北陸地方では18日は、土砂災害に警戒してください。また、北日本では19日にかけて、東日本から西日本では18日は、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
[気圧配置など]
発達した低気圧がサハリン付近にあって、北へ進んでいます。また、別の低気圧が日本海中部にあって北東へ進んでおり、18日夜には北海道付近に進む見込みです。18日は北日本から西日本の広い範囲で気圧の傾きが大きくなるでしょう。
また、18日は北日本から西日本の上空約5500メートルに氷点下30度以下の、この時期としては強い寒気が流れ込むため、北日本から西日本の広い範囲で、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
<暴風・高波>
北日本から西日本では、18日は非常に強い風が吹き、海上では大しけとなる所があるでしょう。東日本日本海側では19日明け方にかけて、大しけが続く見込みです。
18日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方、四国地方 25メートル(35メートル)
北陸地方、近畿地方 23メートル(35メートル)
伊豆諸島 22メートル(35メートル)
東北地方、関東甲信地方、東海地方、中国地方、九州北部地方
20メートル(30メートル)
18日に予想される波の高さは、
北海道地方、北陸地方、伊豆諸島 6メートル
19日に予想される波の高さは、
北陸地方 6メートル
の見込みです。
北日本から西日本では、暴風や高波に警戒してください。
<大雨・雷・突風>
北日本や東日本では18日は、雷を伴った強い雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
19日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
北陸地方 100ミリ
東北地方 80ミリ
の見込みです。
これまでに降った雨により地盤が緩んでいる所があります。東北地方と北陸地方では18日は、土砂災害に警戒してください。
北日本では19日にかけて、東日本から西日本では18日は、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。