北日本日本海側北陸暴風雪に注意⚠️、3か月予報(12月~2月)暖冬予報

天気図、予想天気図、3か月予報分布図、気象情報:気象庁ホームページより


今日は低気圧が日本海を進んでおり、日本付近は南よりの暖かい空気が入って気温が上がっています。

しかし、この後低気圧はオホーツク海方面に進みながら発達し、この低気圧からのびる寒冷前線が通過した後日本付近は強い冬型の気圧配置となって、明日24日は北日本の日本海側、北陸では次第に雪となり暴風雪や大雪となるおそれがあり注意が必要です。

平地で雪となる目安の上空1500m付近の-6℃の等温線は東北南部から東日本西日本の日本海側付近まで南下する見込みで、西日本の日本海側の平地でも雪となる可能性があります。


この冬型の気圧配置は25日の後半には緩んでくる見込みですが、予想天気図では29日頃、12月3日頃に再び冬型となると解析されており、寒気の南下もある見込みです。

2週間気温予報の11月30日~12月4日の平均気温は東日本から西日本で平年より低いと予想されています。


北海道の平地は明日の雪が根雪となる見込みです。


また一昨日11月21日に気象庁より12月から2月の3か月予報予報が発表されました。

12月、1月、2月それぞれに大きな差はなく、期間を通じて全国的に平年より気温が高く、東日本、西日本では特に高いと予想されており明らかな暖冬予報です。

また冬型の気圧配置となりにくく、大陸の高気圧の張り出しが弱いため、本州の南岸を低気圧が通りやすいため、日本海側では降水量、降雪量は少なく、東日本西日本の太平洋側では降水量が多いと予想されています。

日本海側の期間を通じた降雪量は少ない見込みですが、日本海の海面水温は平年より高い状態が続いており、ひとたび冬型の気圧配置となると大雪となるおそれがあり、1回当たりの降雪量は多くなるかもしれません。


暴風雪と高波及び雷に関する全般気象情報 第2号

2023年11月23日04時51分 気象庁発表

急速に発達する低気圧や強い冬型の気圧配置の影響で、北日本の日本海側を中心に24日から25日にかけて、雪を伴った非常に強い風や強い風が吹いてしける見込みです。暴風雪に警戒し、高波に注意・警戒してください。また、北日本では23日から24日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意してください。


[気圧配置など]

 低気圧が沿海州にあって、北東へ進んでいます。低気圧の中心から、寒冷前線が朝鮮半島を通って黄海までのびています。

 低気圧は、23日は急速に発達しながら沿海州からオホーツク海に進み、寒冷前線が24日朝にかけて北日本から西日本を通過する見込みです。北日本では24日にかけて、低気圧や前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

 その後、日本付近は25日にかけて強い冬型の気圧配置となり、北日本の上空約5000メートルには氷点下36度以下の寒気が流れ込む見込みです。このため、北日本中心に24日から25日にかけて、大雪となるおそれがあります。


[防災事項]

<暴風雪・高波>

 急速に発達する低気圧や強い冬型の気圧配置の影響で、日本付近は23日は次第に風が強まり、北日本の日本海側を中心に24日から25日にかけて、雪を伴った非常に強い風や強い風が吹いてしける見込みです。

 24日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、

   北海道地方 23メートル(35メートル)

   北陸地方  20メートル(30メートル)

   東北地方  15メートル(25メートル)

 25日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、

   北海道地方 20から24メートル(30から40メートル)

   東北地方、北陸地方

         15から19メートル(20から30メートル)

 24日に予想される波の高さは、

   東北地方、北陸地方 5メートル

 25日に予想される波の高さは、

   北海道地方、東北地方、北陸地方 4から5メートル

 の見込みです。

 猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒し、高波に注意・警戒してください。予想以上に低気圧が発達した場合には、警報級の高波となる可能性があります。


<雷・突風>

 北日本では23日から24日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。