北日本日本海側北陸16日にかけ暴風雪や大雪に注意⚠️19日〜21日南岸低気圧の可能性

天気図、気象衛星画像、予想天気図:気象庁ホームページより


日本付近は冬型の気圧配置となって、北日本の上空5,500m付近には-42℃の寒気の渦が南下し、北日本の日本海側、北陸では16日にかけ暴風雪、大雪のおそれがあり注意してください。


山陰でも雪となる他、北日本、中部や中国四国では太平洋側まで雪雲や雨雲が流れ込むところがあり、積雪に注意してください。


17日から18日にかけては日本の南半分は移動性の高気圧に覆われ、東日本、西日本では気温が上昇する見込みですが、19日頃からは本州の南岸に前線が進んで、20日から21日にかけては前線上を低気圧が発達しながら通過する可能性があります。

東日本太平洋側の山沿いでは雪となる可能性がありますので、果樹やハウス施設への積雪に対策を行なうようにしてください。


暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第5号

2024年01月15日05時01分 気象庁発表

北日本から東日本では、16日にかけて、雪を伴った非常に強い風が吹き、海上では大しけとなる見込みです。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風や高波に警戒してください。また、16日にかけて大雪にも注意・警戒してください。


[気圧配置など]

 千島近海には前線を伴った低気圧があって、発達しながら東北東に進んでおり、寒冷前線が東日本から西日本を通過しています。前線の通過後は、日本付近は16日にかけて冬型の気圧配置が強まり、北日本から東日本の上空約5500メートルには氷点下36度以下の寒気が流れ込むでしょう。


[防災事項]

<暴風雪・高波>

 発達する低気圧や冬型の気圧配置の影響で、東日本では16日にかけて、北日本では15日は、雪を伴った非常に強い風が吹き、海上ではしけや大しけとなる見込みです。

 15日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、

   北海道地方     23メートル(35メートル)

   北陸地方      20メートル(30メートル)

   東北地方      18メートル(30メートル)

 16日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、

   北陸地方      20メートル(30メートル)

   北海道地方     18メートル(30メートル)

   東北地方      15メートル(30メートル)

 15日に予想される波の高さは、

   北海道地方、東北地方       6メートル

   北陸地方             5メートル

 16日に予想される波の高さは、

   北海道地方、東北地方、北陸地方  5メートル

の見込みです。

 猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風や高波に警戒してください。


<大雪>

 北日本や東日本では、16日にかけて、冬型の気圧配置や上空の寒気の影響で、大雪となる所がある見込みです。

 16日6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、

   北陸地方           70センチ

   東北地方、関東甲信地方    60センチ

   北海道地方          50センチ

 17日6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、

   北陸地方           30から50センチ

   北海道地方、東北地方、関東甲信地方

                  20から40センチ

の見込みです。

 積雪や路面凍結による交通障害に注意・警戒し、着雪やなだれに注意してください。令和6年能登半島地震で損傷を受けた家屋では、積雪の重みによる倒壊にも注意が必要です。