凍霜害リスク情報(10日11日西日本東日本)、12日本州付近低気圧通過

天気図、気象衛星画像、予想天気図、気象情報:気象庁ホームページより


関東平野部に雪をもたらした低気圧は東海上に抜けつつありますが、日本海南部には上空に寒気を伴った別の低気圧があって西日本から東日本では明日にかけて雷、突風、ひょうなど激しい気象に注意が必要です。


10日から11日は西から大きな移動性高気圧に覆われてきますが、上空は強い寒気が残り、10日未明、11日未明は放射冷却現象が加わり最低気温が大きく下がる可能性があります。西日本から東日本の茶、果樹、野菜で花芽や新芽の萌芽期や出芽期に当たっている作物は凍霜害発生リスクが高くなっていますので対策を行なってください。

昨日お知らせした14日〜16日は暖かい空気が入り凍霜害発生リスクは低くなりました。


12日頃は本州付近を低気圧が通過する見込みで全国的に天気が崩れる見込みです。


雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報 第2号

2024年03月08日04時56分 気象庁発表

西日本では8日夕方にかけて、東日本では9日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨に注意してください。


[気圧配置など]

 9日にかけて、西日本から東日本の上空約5500メートルには、氷点下30度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。また、低気圧が日本海を発達しながら東に進み、9日朝にかけて東北地方を通過するでしょう。

 西日本や東日本では、上空寒気や低気圧に向かって流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、所々で積乱雲が発達する見込みです。


[防災事項]

 西日本では8日夕方にかけて、東日本では9日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨に注意してください。

 発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。