16日日本海側、17日北日本激しい気象や暴風に注意

天気図、気象衛星画像、予想天気図、気象情報:気象庁ホームページより


日本海には上空に強い寒気を伴った低気圧、寒冷渦があって気象衛星の画像でははっきりした渦状の雲が見えています。

大気の状態が不安定となって、16日は日本海側、17日は北日本で突風、雷、ひょう、暴風など激しい気象に注意が必要です。


19日頃、西から前線が北上し、しばらく本州の南海上に停滞する可能性が出てきています。

今のところ陸地からは離れたところに停滞すると解析されており、まだ長雨となる可能性は低いですが、雨の季節は確実に近づいています。

西日本、東日本は病害の発生しやすい時期となりますので防除の準備を行なってください。

また、再び日本付近は暖かい空気に覆われ、引き続き高温に関する早期天候情報が発表されています。

暖冬による越冬虫の多さに加えて高温が続き、西日本や東日本では果樹のカメムシが多発しています。多くの県で注意報が発表されています。

今後もその他の害虫も多発が予想されますので、多発する前に防除を行なってください。


雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報 第3号

2024年05月16日05時11分 気象庁発表

西日本では16日は、東日本から北日本では17日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨、降ひょうに注意してください。


[気圧配置など]

 17日にかけて、西日本から北日本の上空約5500メートルには、氷点下21度以下の、この時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。また、16日は低気圧が発達しながら日本海を北東へ進み、17日は北日本を通過するでしょう。上空の寒気や低気圧に向かって流れ込む湿った空気の影響で、西日本では16日は、東日本から北日本では16日から17日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。


[防災事項]

 西日本から北日本では、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。