28日西日本、東日本太平洋側大雨や激しい気象に注意、6月初旬低温に注意

天気図、予想天気図、2週間気温予報、気象情報:気象庁ホームページより


日本海には発達中の低気圧があって、この低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいます。

今日は全国的に南寄りの強風が吹き荒れ、日本海側ではフェーン現象により気温が上昇する見込みです。

明日28日は西日本や東日本の太平洋側では警報級の大雨や、突風、雷、ひょうなど激しい気象が発生するおそれがあり、気象庁より注意情報が発表されています。


この深い気圧の谷が通過したあと日本付近は冷涼な高気圧に覆われる日が多くなり、特に6月初旬はオホーツク海に冷たい高気圧が停滞し、北日本中心に冷たい空気を送りこむヤマセのような状態となるおそれがあり注意が必要です。

定植を終えたばかりの作物の活着不良や病害の多発に注意が必要です。



大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第1号

2024年05月27日05時18分 気象庁発表

南西諸島から東日本では、29日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。


[気圧配置など]

 29日にかけて、前線が東シナ海から東日本の太平洋側にのびるでしょう。この前線上の九州付近で、28日朝までに低気圧が発生し東北東に進む見込みです。低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となり、南西諸島から東日本では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。


[防災事項]

<大雨・雷・突風>

 南西諸島から東日本では、29日にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

 28日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、

  九州南部           180ミリ

  九州北部地方         150ミリ

  近畿地方、四国地方、沖縄地方 100ミリ  

 29日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、

  東海地方           200から300ミリ 

  近畿地方、四国地方      100から200ミリ

  九州南部、沖縄地方      100から150ミリ

  九州北部地方          50から100ミリ


 南西諸島から東日本では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

 また、降ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

 なお、積乱雲が予想よりも発達したり停滞した場合は、雨量が増えるおそれがあります。