明日21日にかけ九州南部大雨注意、23日は西日本東日本日本海側大雨注意、1か月予報(6/22~7/21)全国的に気温高い、日本海側降水量多い

天気図、雨雲レーダー画像、気象衛星画像、予想天気図(加工含む)、令和6年の梅雨明け情報、1か月予報分布図、気象情報:気象庁ホームページより


西から梅雨前線が北上し、九州南部では強雨が降っています。

明日にかけ九州南部を中心とした九州や四国では大雨となるおそれがあり、気象庁より注意情報が発表されています。


また23日からは梅雨前線がさらに北上し、日本海側を低気圧が進む見込みで、東日本から西日本の日本海側を中心に大雨となるおそれがあり注意が必要です。

渇水が続いている新潟や東北地方でも恵みの雨となり、それ以上の大雨となるおそれもありますので注意してください。


本日20日に気象庁より6月22日から7月21日の1か月予報が発表されました。

現在フィリピンの東海上付近は次第に雨雲が発生しやすくなっておりその影響で本州の南海上で太平洋高気圧が発達するとみられています。

梅雨前線は平年よりやや北側の本州の日本海側付近に位置すると予想され、日本海側中心に降水量が多い見込みです。また日本付近は暖かい空気に覆われやすく、全国的に気温が平年より高いと予想されています。

渇水が続いている新潟や東北にもようやく恵みの雨がある見込みですが、梅雨時を通じて降水量が多くなるかどうかはまだわかりませんので渇水への対策は継続してください。


大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号

2024年06月20日16時48分 気象庁発表

九州南部では20日夜から21日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。九州南部では21日昼過ぎにかけて、九州北部地方では21日未明から昼前にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。


[気象概況]

 梅雨前線が華中から九州南部を通って日本の南にのびており、前線上の東シナ海には低気圧があって東へ進んでいます。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで前線の活動が活発となっているため、九州南部では断続的に激しい雨や非常に激しい雨が降り、土砂災害の危険度が高まっている所があります。

 前線は引き続き21日にかけて華中から日本の南に停滞し、前線上の低気圧が21日朝にかけて九州を通過する見込みです。21日にかけて、前線の活動が活発となるため、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう。


[雨の予想]

 九州南部や九州北部地方では、21日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

 20日18時から21日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  九州南部        250ミリ

  九州北部地方      200ミリ


 線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

 線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、

 九州南部

  宮崎県、鹿児島県(奄美地方を除く) 20日夜から21日午前中にかけてです。


[防災事項]

 土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。