令和6年の梅雨入り、天気図、予想天気図(加工含む)、気象情報:気象庁ホームページより
昨日22日に気象庁より中国地方、北陸地方の梅雨入りが発表されました。
日本海に横たわる梅雨前線上を低気圧が進んでおり、北陸から西日本の日本海側で強い雨が降っており、これらの地域を中心に明日にかけ大雨に注意が必要です。
25日21時の予想天気図では中国大陸から東シナ海に強い雨の帯が伸びてくると解析されており、26日頃から西日本中心に大雨となるおそれがあり注意が必要です。
その他の地域でも曇りや雨の日が続きます。病害の発生しやすい時期です。雨の降らない日を狙って防除を行ってください。
また梅雨前線の北上にともない中国大陸よりウンカなど飛来性害虫をもたらす気流が発生しやすい時期となっています。
まだ明確な飛来は確認されていませんが大分県には早期水稲のトビイロウンカの注意報が発表されています。
今後は病害、虫害ともに最も注意が必要な時期となってきます。
気象情報に注意しながら防除を行うようにしてください。
大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号
2024年06月23日05時00分 気象庁発表
西日本と東日本では24日にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
[気象概況]
梅雨前線が華中から本州を通り、日本の東にのびており、前線上の日本海には低気圧があって東北東へ進んでいます。
前線上の低気圧は、23日は日本海を東北東へ進み、24日は前線上に発生する別の低気圧が日本の東を東へ進むでしょう。前線は、23日は日本海を南下し、25日にかけて西日本から東日本にかけてのびる見込みです。
前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となるため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
[雨の予想]
西日本と東日本では24日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
23日6時から24日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東海地方 200ミリ
関東甲信地方、北陸地方、九州北部地方、九州南部 150ミリ
近畿地方 120ミリ
中国地方 100ミリ
四国地方 80ミリ
その後、24日6時から25日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
九州南部 120ミリ
[防災事項]
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。