西日本から東日本の広い範囲で大雨に注意、病害多発に注意

雨雲レーダー画像、天気図、予想天気図、気象情報:気象庁ホームページより


本州の日本海側に梅雨前線が停滞し、西日本、北陸、東海地方などで激しい雨が降っています。

これらの地域では明日にかけて大雨が降るおそれがあり気象庁より引き続き注意情報が発表されています。


3日頃からは梅雨前線がさらに北上し、低気圧が日本海に進んでくる見込みです。

雨の中心は東北地方や北陸に移ってゆく見込みです。


曇りや雨が続いています。各作物とも病害の多発しやすい環境となっています。雨の合間を見計らって防除を行なってください。


昨日埼玉県杉戸町の水田でイネドロオイムシの加害に遭遇しました。

今年は暖冬に加え、春の乾燥高温で東北地方などでもイネドロオイムシの多発が聞かれます。

さらに多発するおそれもありますので防除を行なってください。


大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号

2024年07月01日05時12分 気象庁発表

西日本から東日本では2日にかけて、北日本では1日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や突風に注意してください。西日本では、竜巻などの激しい突風にも注意してください。


[気象概況]

 梅雨前線が華中から対馬海峡を通り北日本にのびており、前線上の低気圧が日本海北部を東北東に進んでいます。1日は低気圧が北日本を通過し、前線は本州付近に南下して、その後2日にかけて、西日本から東日本にかけて停滞する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定になり、非常に激しい雨や激しい雨が降る所があるでしょう。


[雨の予想]

 西日本から東日本では2日にかけて、北日本では1日は、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

 1日6時から2日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  九州北部地方         200ミリ 

  東海地方、近畿地方、中国地方 150ミリ

  北陸地方、四国地方      100ミリ

  北海道地方           70ミリ

  東北地方            50ミリ

 その後、7月2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  中国地方           100ミリ

  近畿地方            80ミリ

  北陸地方、東海地方       60ミリ

 その後、7月3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  北陸地方           120ミリ


[防災事項]

 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や突風に注意してください。西日本では、竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。