天気図、予想天気図、気象情報:気象庁ホームページより
梅雨前線が東北地方から本州の日本海側に停滞し、東北地方や北陸で強い雨の降っているところがあります。
西日本の北の日本海には発達した雨雲があり、これが明日にかけて東北地方や北陸、西日本の日本海側にかかる見込みで大雨に関する注意情報が発表されています。
12日21時の天気図には九州の西に強い雨のエリアが解析されており、12日以降九州北部を中心に西日本では梅雨末期の大雨となるおそれがあり注意が必要です。
17日頃の予想天気図では梅雨前線は不明瞭となり梅雨明けが近いと思われます。
しかし、20日の予想天気図には日本の南に熱帯低気圧が近づくと解析されており、動向には注意が必要です。
大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第6号
2024年07月10日05時14分 気象庁発表
東北地方や東日本では11日にかけて、西日本では12日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、東北地方から西日本では、12日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
[気象概況]
梅雨前線が華中から日本海を通って北日本にのびており、前線上の低気圧が黄海を東北東へ進んでいます。
前線上の低気圧は、10日は日本海を東北東に進み、11日にかけて東北地方を通過するでしょう。また、11日にかけて前線が西日本から東日本を南下する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東北地方や東日本では11日にかけて、西日本では12日にかけて、広い範囲で大気の状態が非常に不安定となるでしょう。東北地方、北陸地方、中国地方では、これまでの大雨により、土砂災害や洪水害の危険度が高くなっている所があります。
[雨の予想]
東北地方や東日本では11日にかけて、西日本では12日にかけて、雷を伴って断続的に非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北地方、東海地方、中国地方 150ミリ
北陸地方 120ミリ
九州北部地方 100ミリ
その後、11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
九州北部地方 100ミリ
北陸地方、中国地方 80ミリ
東北地方 50ミリ
[防災事項]
東北地方、東日本、西日本では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、東北地方から西日本では、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。