天気図、雨雲レーダー画像、予想天気図、気象衛星画像、1か月予報分布図、気象情報:気象庁ホームページより
本州付近に梅雨前線がかかり、西日本や北陸のところどころで激しい雨が降っています。
明日15日にかけ九州北部中心に発達した雨雲がかかり、線状降水帯発生のおそれがあり大雨に注意が必要です。
このあとも16日にかけ梅雨前線はやや北上しながら本州付近に停滞する見込みですが、17日頃から大幅に北上し、日本海北部に位置すると予想されています。
北日本から北陸では梅雨空が続きますが、東日本や西日本では雲は多いものの雨が降るところは少なくなる見込みで、梅雨明けの発表があるかもしれません。
11日に気象庁より7/13~8/12の1か月予報が発表されました。
現在のところ西日本から東日本の梅雨明けは17日から19日頃とみられますが、梅雨明けまでの大雨のおそれや、梅雨明け後も湿った空気が入りやすいとみられており、東日本から西日本では平年より降水量が多いと予想されています。
また気温は、全国的に暖かい空気に覆われやすく平年よりかなり高いと予想されています。
現在の気象衛星画像をみると、これまで雲の少なかったフィリピンの東海上や南シナ海方面には雨雲が多くなっており、ここで発生した上昇気流がハドレー循環により日本の南海上で下降気流をもたらし太平洋高気圧が発達しやすい状況です。
高温に対する注意が必要です。
大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号
2024年07月14日16時27分 気象庁発表
九州北部地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。引き続き15日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
[気象概況]
梅雨前線が華中から対馬海峡を通り日本の東にのびています。前線は15日にかけて対馬海峡から東日本に停滞する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本から東日本では大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう。
[雨の予想]
西日本から東日本では15日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
14日18時から15日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
九州北部地方 200ミリ
九州南部 120ミリ
北陸地方、近畿地方 100ミリ
中国地方 80ミリ
線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、
九州北部地方
山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県 15日午前中にかけてです。
[防災事項]
九州北部地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。西日本から東日本では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
また、降ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。