関東猛暑落ちつく、熱帯低気圧の動向に注意

天気図、気象衛星画像、予想天気図、気象情報:気象庁ホームページより


今日も日本付近は全般に高気圧圏内で晴れているところが多くなっていますが、関東は湿った空気の影響を受け、雲が多くなり、しばらく続いていた猛暑も少し落ちつきそうです。


この湿った空気の影響で今日から明日にかけても東北地方から東日本を中心に大気の状態が不安定でところどころで雷雨など激しい気象が発生するおそれがあり、気象庁より注意情報が発表されています。


日本の南海上の大きな低圧部は、2つの熱帯低気圧となり、これが9日頃は本州付近まで北上し、東日本西日本は雨となる予想です。


またその後も日本の南海上はモンスーントラフと呼ばれる気圧の谷となり、熱帯低気圧の発生しやすい状態が続きそうです。

14日頃の予想天気図には次の熱帯低気圧が本州付近に解析されており、熱帯低気圧の動向に注意が必要です。


大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号

2024年08月06日05時13分 気象庁発表

東北地方と東日本では引き続き7日にかけて、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒してください。また、東北地方から西日本の広い範囲で、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意してください。


[気象概況]

 西日本から東日本では、太平洋側から流れ込む暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となっており、雷を伴って非常に激しい雨の降っている所があります。

 東北地方から西日本では引き続き7日にかけて、暖かく湿った空気や強い日射による気温の上昇に上空の寒気の影響も加わり、大気の状態が非常に不安定となって、所々で積乱雲が発達する見込みです。


[雨の予想]

 東北地方から西日本では引き続き7日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

6日6時から7日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  東北地方       80ミリ

  関東甲信地方    100ミリ

その後、7日6時から8日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  東北地方    80ミリ

  関東甲信地方 100ミリ

 東北地方や東日本では、これまでの雨により地盤が緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。


[防災事項]

 低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。