熱帯低気圧が台風5号となる見込み、しばらくの間湿った空気や寒冷渦による雷雨など激しい気象に注意

天気図、気象衛星画像、予想天気図、気象情報:気象庁ホームページより


日本の南海上の熱帯低気圧は急速に雲がまとまってきており、今夜には台風5号となる見込みです。

この熱帯低気圧から湿った空気が流れ込み、東北地方から東日本では大気の状態が不安定で、熱帯低気圧から変わる見込みの台風5号が関東や東北地方に近づく9日にかけて雷雨、突風、ひょうなど激しい気象に注意が必要です。


また9日から10日頃には本州上空に寒気を伴った寒冷渦の南下も予想されており、西日本も激しい気象に注意が必要です。


台風が通過した後は北日本方面に太平洋高気圧が張り出し、北日本は再び高温となる可能性が出てきています。

また12日の予想天気図では日本の南海上は再び大きな低圧部が解析されており、東日本西日本の太平洋側は湿った空気の流れ込みやすい状態になりそうです。


大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第6号

2024年08月07日05時05分 気象庁発表

東北地方や東日本を中心に、引き続き9日にかけて、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒してください。また、東北地方から西日本の広い範囲で、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意してください。


[気象概況]

 東北地方から西日本では、暖かく湿った空気に上空の寒気の影響も加わり、大気の状態が非常に不安定となっており、所々で積乱雲が発達して局地的に雷を伴った激しい雨が降っています。

 東北地方から西日本では引き続き9日にかけて、暖かく湿った空気、上空の寒気に加え、日射による気温の上昇の影響も加わり、大気の状態が非常に不安定となり、午後を中心に所々で積乱雲が発達する見込みです。


[雨の予想]

 東北地方から西日本では引き続き9日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

7日6時から8日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  東北地方      100ミリ

  関東甲信地方    100ミリ

その後、8日6時から9日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  東北地方   60ミリ

  関東甲信地方 80ミリ


[防災事項]

 低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。