台風5号は東北地方へ、その後日本海で停滞し、大雨が長く続くおそれ、1ヶ月予報(8/10~9/9)全国的に気温高い、太平洋側降水量多い

台風経路図、天気図、気象衛星画像、予想天気図、1ヶ月予報分布図、気象情報:気象庁ホームページより


台風5号は関東の東海上を北上しており、12日に東北地方に上陸する可能性が高くなっています。

現在の予想ではこの台風は東北地方を横断して日本海に抜けたあとは熱帯低気圧に変わる見込みですが、日本海で停滞し、東北地方では大雨が長く続くおそれがあり厳重に注意が必要です。

12日の予想図では東北地方には12時間予想雨量が300mm近い降水量の領域が解析されています。

また13日以降もこの熱帯低気圧は北日本付近に停滞すると解析されており長雨となる可能性があります。

また16日の予想天気図には次の熱帯じょう乱、熱帯低気圧が南海上から北上し、東日本に近づくと解析されています。

しばらくの間台風や熱帯低気圧の動向に注意が必要です。


8日に気象庁より8月10日から9月9日の1ヶ月予報が発表されました。

日本付近は全般に太平洋高気圧に覆われ、平年より気温の高い状態が続くと予想されています。

また台風5号やその後の熱帯低気圧から湿った空気が流れ込み、全国的に太平洋側で降水量が多いと予想されています。南からの空気の流れで、日本海側はフェーン現象の起きやすい状況で日本海側では降水量が平年より少ないと予想されています。

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令和6年 台風第5号に関する情報 第21号

2024年08月10日05時22分 気象庁発表

台風第5号は、10日は日本の東を北上し、11日は次第に進路を西よりに変えて、暴風域を伴って12日は北日本にかなり接近して上陸するおそれがあります。北日本では土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水、暴風に厳重に警戒し、高波に警戒してください。


[気象概況]

 台風第5号は、10日3時には日本の東にあって、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

 台風第5号は、この後、引き続き日本の東を北上し、11日は次第に進路を西よりに変えて、暴風域を伴って12日は北日本にかなり接近して上陸するおそれがあります。


[雨の予想]

 北日本では、11日から12日は台風の影響で、雷を伴って断続的に激しい雨が降るでしょう。東北地方では、総雨量が平年の8月1か月分の降水量を超える大雨となるおそれがあります。

 11日06時から12日06時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  東北地方  300ミリ

 12日06時から13日06時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  東北地方  200ミリ


[風の予想]

 北日本では、海上を中心に11日は非常に強い風が吹き、12日は猛烈な風が吹く所がある見込みです。

 11日に予想される最大風速(最大瞬間風速)

  東北地方  25メートル (35メートル)

  北海道地方 15メートル (25メートル)

 12日に予想される最大風速(最大瞬間風速)

  東北地方  30メートル (40メートル)

  北海道地方 18メートル (25メートル)


[波の予想]

 北日本では、11日から12日は大しけとなる所がある見込みです。

 11日に予想される波の高さ

  東北地方  7メートル うねりを伴う

  北海道地方 5メートル うねりを伴う

 12日に予想される波の高さ

  東北地方  7メートル うねりを伴う

  北海道地方 5メートル うねりを伴う

 

[防災事項]

 土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水、暴風に厳重に警戒し、高波に警戒してください。

 台風の進路や発達の程度によっては、さらに風が強く吹き、波が高くなり、総雨量が多くなるおそれがあります。早めの台風への備えをしてください。