23日北海道大雨に注意、24日頃から本州付近に前線停滞、27日頃台風10号本州に接近のおそれ、3ヶ月予報(9月~11月)全国的に気温高く、東日本西日本太平洋側降水量多い

天気図、気象衛星画像、予想天気図、台風経路図、3ヶ月予報解説資料、3ヶ月予報分布図:気象庁ホームページより


日本付近には熱帯低気圧や低気圧がいくつもあり、湿った空気が流れ込み、東日本のところどころで引き続き大気の不安定な状態が続いています。今日も東日本中心に雷、突風、ひょうなど激しい気象や局地的に激しい雨の降るおそれがあり注意が必要です。


また日本海にある熱帯低気圧は台風9号から変わったもので発達した雨雲を伴っています。この熱帯低気圧を含む気圧の谷が近づく北海道では22日夜から23日にかけ大雨に注意が必要です。


この後この気圧の谷から伸びる前線は秋雨前線となって本州の日本海側付近に停滞し、24日頃から全国的に曇りや雨の日が続く見込みです。


そして日本のはるか南海上には台風10号が発生しました。この台風は発達しながら日本の南海上を北上し、27日頃に東日本から西日本に接近する可能性があります。

前線が停滞していますので台風が近づく前から雨が続く可能性がありますので比較的天気が安定している23日までに対策をおこなってください。


21日に気象庁より9月から11月の3ヶ月予報が発表されました。

日本付近は9月から10月も太平洋高気圧の後退が遅く偏西風が北よりを流れるために暖かい空気に覆われ、平年より気温が高い見込みです。

また太平洋高気圧の周囲を回るように湿った空気が流れ込みやすく東日本から西日本の太平洋側で降水量が平年より多いと予想されています。

全般的にラニーニャ現象発生時の天気傾向を示していますが、ラニーニャ現象発生時の冬には日本付近には強い寒気が南下しやすく、その傾向を考慮し、11月は気温、降水量とも平年並みとなると予想されています。急に季節が進む可能性がありますので想定に入れておくとよいでしょう。