台風10号は西寄りのコースへ、接近前からの大雨、接近時の暴風などに厳重警戒を

天気図、台風経路図、気象衛星画像、予想天気図:気象庁ホームページより


台風10号は予想進路の西寄りを通って四国の南海上を北上しています。日本の南海上は台風を流す風が弱く、やや勢力を強めている太平洋高気圧の西の縁に沿って進んでいます。

台風は当初の予想より発達が遅れていますが、この後も海面水温の高い海域を北上する見込みですので、今後非常に強い勢力に発達し西日本に接近、上陸するおそれがあり、厳重な警戒が必要です。


台風は西日本に接近した後、上空の偏西風に乗り、進路は東寄りに変わる見込みですが、現在北海道の北から日本海北部を流れている偏西風の影響をどの時点でどの程度受けるかの予測は非常に難しく、現在進路予想の予報円は昨日までより大きくなっており、東日本への影響はまだ大きくなる可能性がありますので注意が必要です。


またこのところ東日本から西日本では台風を含む大きな大気の流れにより湿った空気が入り続け、毎日のようにどこかでゲリラ的な雷雨や短時間の大雨に見舞われています。

今日以降も湿った空気が流れ込み続け、東日本西日本では台風が近づく前から引き続き雷、突風、ひょうなど激しい気象や局地的な大雨に注意が必要です。