台風10号さらに発達、猛烈な風に厳重警戒、動き遅く影響長引くおそれ

天気図、気象衛星画像、台風経路図、雨雲レーダー画像、予想天気図:気象庁ホームページより


台風10号は屋久島の南海上で中心気圧が935hpaとさらに発達し、最大風速も50m/sと本州に接近する台風としては最強クラスとなっています。


また台風付近では台風を動かす気流が弱く、動きが非常に遅くなっています。

今のところ台風はゆっくりと北上し、明後日30日に九州本土に接近、上陸する公算が高くなっていますが、その後も動きは遅く、九州は猛烈な風が長く続き、甚大な被害が発生するおそれがあり厳重な警戒が必要です。


また台風の東側に当たる西日本、東日本には南から暖かく湿った空気が流れ込み、南東斜面に当たる紀伊半島や四国、九州の太平洋側は発達した雨雲により、激しい雨の降っているところがあります。

台風から離れたところでも大雨となるおそれがあり注意が必要です。


台風はその後も動きが遅く、今のところ九州に上陸した後西日本から東日本の太平洋側を縦断するコースが見込まれていますが、他国の予報モデルでは本州付近に停滞する予想もあり、予断を許さない状態です。


いずれにせよ西日本は接近に備え厳重に警戒してください。