天気図、雨雲レーダー画像、天気分布予想図、台風経路図、気象衛星画像、予想天気図、1ヶ月予報分布図、気象情報:気象庁ホームページより
東北地方から日本海に秋雨前線が停滞し、東北地方では強い雨の降っているところがあります。
一方中国大陸に上陸した台風14号は再び東シナ海に出て勢力を維持しています。
この台風は今後温帯低気圧となって秋雨前線上を東に進み、南から暖かく湿った空気が入り前線の活動が活発となる見込みです。
東北や北陸では22日にかけ大雨となるおそれがあり、気象庁より注意情報が発表されています。
19日に気象庁より9/21〜10/20の1ヶ月予報が発表されました。
23日の予想天気図では北日本中心に上空に強い寒気が入ると解析されており、1週目の9/21〜9/27は北日本は平年より気温が低いと予想されています。
しかし、それ以外は期間を通じて全国的に平年より気温はかなり高いと予想されています。
降水量は日本の南海上は熱帯低気圧など熱帯じょう乱の発生しやすい状態が続き、本州付近には湿った空気が流れ込みやすいとみられます。
秋雨前線の位置は本州の日本海側から南岸に停滞するため、東日本西日本では平年より降水量が多くなると予想されています。
秋雨前線による大雨の降りやすい時期です。
動向に注意してください。
大雨と暴風及び雷に関する全般気象情報 第5号
2024年09月21日05時30分 気象庁発表
22日にかけて、東北地方と北陸地方では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、東北地方と九州北部地方では暴風に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
[気象概況]
前線が黄海から東北地方を通り、日本のはるか東にのびています。前線上の日本海には低気圧があって、東に進んでいます。前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっており、前線や低気圧周辺の対馬海峡や日本海では、雷を伴った非常に激しい雨が降っています。
前線を伴った低気圧は、21日夜には東北地方の日本海側に進む見込みです。22日は、台風第14号から変わった温帯低気圧が前線を伴って、日本海から日本の東へ進むでしょう。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[雨の予想]
西日本から東北地方の広い範囲で22日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となる所があるでしょう。
21日6時から22日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北地方 150ミリ
北陸地方 150ミリ
東海地方 100ミリ
中国地方 150ミリ
四国地方 150ミリ
九州北部地方 180ミリ
九州南部 100ミリ
その後、22日6時から23日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北地方 100ミリ
関東甲信地方 100ミリ
北陸地方 100ミリ
東海地方 150ミリ
近畿地方 150ミリ
四国地方 120ミリ
九州北部地方 120ミリ
九州南部 120ミリ
[風の予想]
西日本から東北地方では22日にかけて、非常に強い風の吹く所があるでしょう。
21日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
九州北部地方 22メートル (35メートル)
22日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
東北地方 23メートル (35メートル)
北陸地方 23メートル (35メートル)
中国地方 23メートル (35メートル)
九州北部地方 20メートル (30メートル)
[防災事項]
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、暴風に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理に注意してください。