関東明日にかけ大雨注意、1ヶ月予報(9/28〜10/27)引き続き気温高く、降水量多い

天気図、雨雲レーダー画像、予想天気図、気象衛星画像、台風経路図、1ヶ月予報分布図、気象情報:気象庁ホームページより


東日本の南岸には秋雨前線が停滞し、その西には台風16号から変わった熱帯低気圧があって秋雨前線に湿った空気を送り込んでいます。

このため、東日本、特に関東の太平洋側では明日にかけ大雨となるおそれがあり、気象庁より注意情報が発表されています。(下記参照)


昨日気象庁より9/28〜10/27の1ヶ月予報が発表されました。太平洋赤道域の海面水温はラニーニャ現象の発生に向かっていますが、その影響もあって日本付近では偏西風が平年よりかなり北を流れているため、暖かい空気に覆われやすく、平年より気温が高い状態が続くと予想されています。

その影響で、本来この時期は秋の移動性高気圧に覆われ爽やかな秋の空気となる時期ですが、本州付近には秋雨前線が停滞し、湿った空気の影響を受ける見込みで、東日本西日本中心に降水量が平年より多いと予想されています。

また沖縄の南海上にある熱帯低気圧は西日本に発達しながら近づく可能性もありますので注意が必要です。


大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報 第3号

2024年09月27日05時45分 気象庁発表

関東甲信地方では、28日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。


[気象概況]

日本の東海上に低気圧があって、低気圧から本州の南海上に前線がのびています。27日朝には、前線上の東海道沖に低気圧が発生し、関東の東に進む見込みです。また、28日は、台風第16号から変わった低気圧が、日本の南を北東へ進む見込みです。

これらの低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、関東甲信地方では28日にかけて、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。


[雨の予想]

関東甲信地方では、28日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

27日に予想される1時間降水量は多い所で、

  関東地方北部 40ミリ

  関東地方南部 40ミリ

  伊豆諸島   60ミリ

28日に予想される1時間降水量は多い所で、

  関東地方北部 30ミリ

  関東地方南部 30ミリ

  伊豆諸島   30ミリ

27日6時から28日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  関東地方北部 100ミリ

  関東地方南部 150ミリ

  伊豆諸島   200ミリ

その後、28日6時から29日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

  関東地方南部 120ミリ

  伊豆諸島   150ミリ


[防災事項]

関東甲信地方では、28日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。