台風18号は熱帯低気圧へ、秋雨前線の活動に注意

天気図、台風経路図、気象衛星画像、予想天気図、気象情報:気象庁ホームページより


台風18号は台湾に上陸した後南シナ海にUターンしていますが、勢力は弱まって、今日中にも熱帯低気圧に変わる見込みです。

しかし台風から湿った空気が流れ込んで、本州付近に停滞している秋雨前線の活動が活発となっています。

北日本東日本西日本のところどころで強い雨がふっており、明日にかけて雷、突風、ひょうなど激しい気象にも注意が必要です。

この週末は秋雨前線は本州の南海上まで南下する見込みで一旦天気は回復するところが多くなりますが、来週は再び秋雨前線が停滞し、全国的に曇りや雨の降るところが多くなる見込みです。


秋雨前線の北側と南側の寒暖差が大きくなっています。

気温の変化にも注意してください。


雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報 第4号

2024年10月04日04時56分 気象庁発表

沖縄地方と西日本、東日本は4日、九州南部・奄美地方は5日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。


[気象概況]

 前線が、東シナ海から本州付近を通って日本の東にのびており、前線上の日本海には低気圧があって北東に進んでいます。低気圧や前線に向かって、台風周辺や高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降っている所があります。

 低気圧は4日夜にかけて日本の東に進み、前線が北日本から西日本を南下する見込みです。低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降る所があるでしょう。


[防災事項]

 落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。