天気図、予想天気図、1ヶ月予報分布図:気象庁ホームページより
北海道の東海上を台風から変わった低気圧が北上し、西高東低の冬型の気圧配置のような形となった北日本には寒気が入り、未明は冷え込んだところが多くなりました。
また甲信地方や東海の内陸部では放射冷却現象により最低気温が5℃前後まで下がったところもありました。
この後も強い寒気の南下はありませんが、大きな移動性高気圧に覆われ、朝晩は気温が大きく下がる見込みですので、北日本の内陸部や本州の標高の高いところでは朝晩の気温の低下に注意してください。
昨日気象庁より10/11〜11/10の1ヶ月予報が発表されました。
日本付近は太平洋熱帯域がラニーニャ現象に向かいつつある状況の影響で太平洋高気圧の後退が遅く、上空の偏西風は平年より北を流れる見込みで暖かい空気に覆われやすく、期間を通じた気温は全国的に平年より高いと予想されています。
秋雨前線が本州の南岸に停滞する日が多くなり、北日本から東日本、西日本の太平洋側で平年より降水量が多くなると予想されています。
19日の予想天気図では、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となって、北から強い寒気の南下が解析されています。
1ヶ月予報の通り、平均すれば平年より気温は高くなる予想ですが、ラニーニャ現象への移行に伴い、強い寒気が南下するパターンが現れる可能性もありますので、急な気温の低下に注意してください。