3ヶ月予報(12月~2月)徐々に冬型強まる時多くなり、日本海側は雪多く、1月は寒い冬へ

天気図、雨雲レーダー画像、天気分布予想図、予想天気図(一部筆者加工)、3ヶ月予報分布図出典:気象庁ホームページ


今日は北日本付近に上空に寒気を伴った低気圧があり、北日本や北陸などで雨の降っているところがあります。この後も北陸や東北地方では雷など激しい気象に注意が必要です。

今晩から24日にかけて日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となり、北陸より北の日本海側では雨や雪となり、北海道では再び積雪に注意が必要です。


その後26日から27日にかけ低気圧が発達しながら日本海から沿海州方面に進み、28日頃から再び西高東低の冬型の気圧配置となりますが、低気圧が北よりに進むため日本付近は西よりの気流となる見込みです。

上空には北極圏から切り離された寒気の渦が南下する見込みですが、気流の影響により寒気は西日本中心に流れ込むと予想されています。

28日の予想天気図では上空1500m付近の0℃の等温線が九州付近まで南下すると解析されており、西日本中心に気温の低下に注意が必要です。


11/19に気象庁より12月から2月の3ヶ月予報が発表されました。

現在太平洋赤道付近では平常の状態からラニーニャ現象へと移行しつつあり、今週前半の寒気の南下や来週後半に予想されている寒気の南下もラニーニャ現象発生時に起きやすい偏西風の蛇行によるものとみられます。

このあとこの傾向は徐々に強まり、12月はまだ全国的に平年より気温はやや高いと予想されていますが、1月には西日本では平年より低いと予想されています。

夏から秋にかけてずっと記録的に気温の高い状態が続いてきましたので、寒く感じられる冬となりそうです。

また西高東低の冬型の気圧配置となる時も徐々に多くなり、期間を通じて日本海側では降水量が多く、降雪量も多いと予想されています。ここ数年にわたり日本付近の海洋の海面水温は高い状態が続いており、ひとたび冬型の気圧配置が強まると日本海側では降雪量が多くなり、豪雪となるリスクが高まっています。

大雪に備えが必要です。